神姫者の巣

神姫好きの、また~りとしたブログ

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わんだふる神姫ライフ 第26話

 あたしは無言で、ライドシステムを搭載したシュミレーターへと近づいていった。
「トロンくんはこちらに、一ノ瀬くんはゴーグルを装着してからシートに」
 あたしはトロンを店長さんに手渡すと、シートへと目をやった。
 そこには、なんのためについているのかあたしにはさっぱり理解できない様々な機器で
構成された大型のゴーグルが、ポツンと置かれていた。
 手にしたゴーグルを持ち上げると、無数のケーブルがゴーグルの本体から伸びているこ
とに気がついた。
 目で追っていくと、それはシュミレーター本体へと繋がっているようだった。
 ケーブルを見入っていた視線の端で、トロンが店長さんにうながされアクセスポッドへと
入っていくところだった。
 その後ろ姿がいつも以上に小さく見え、あたしはトロンが不安を覚えているのでは?
と、そんな考えが頭をよぎった。
トロンに無理を強いたのかなと後悔の念が頭をよぎったが、その姿がポッドの中に消え
ようとした時、ふいにトロンがこっちに振り返った。
 
                   ──笑っていた──
 
 不敵な笑みを口元に浮かべ、あの金色の瞳であたしを見つめながら……
「こりゃあ、ナメてかかったらこっちが危ないかな?」
 あたしは苦笑いを浮かべながらゴーグルをかぶると、シートに腰掛け、しずかに目を閉
じた。
 
                    わんだふる神姫ライフ
 
            第26話   「激突! 隣VSトロン」
 
 そこには何も無かった。かすかな光さえ存在しない無の空間に、ただあたしは漂ってい
た……
 
       いや、違う。光が無いんじゃない、あたしが見えないだけなんだ!  
 
『……シンクロ率89%。システム、オールグリーン……もう大丈夫です。ゆっくりと目を開
けてください、隣さん』
 リベルターの澄んだ声に、恐る恐る目を開けてみる。うっすらとぼやけた景色が瞳に映
った瞬間、頭に激痛が走った。それはほんの一瞬のことだったが、あまりの痛みしゃがみ
込みそうになる。その時、二本の腕がとつぜん伸びてきて、あたしの身体を支えてくれた。
 ゆっくりと視線を移していくと、トロンがあたしの肩をつかみながら、心配そうに金色の瞳
であたしの顔を覗き込んでいた。
『……リン、大丈夫? どこか痛いの?』
『ううん、もう大丈夫みたい。ありがとう、トロン』
 笑いかけるあたしの顔を見ながら、眉をよせるトロンの腕にそっと自分の腕を重ねた時
に、あることに気がついた。
『ん、素肌? ……や、やだっ! なんであたし裸なの?』
 ゆっくりと腕から胸元へと視線を移したあたしは、いつの間にか一糸纏わぬ姿になって
いる自分に気づき、慌てて両腕で身体を覆うとしゃがみこんでしまう。
『使っている素体がフレッシュ(肌色)タイプみたいだからね。まぁ、カラーバリエーション
だと思えば気にならないんじゃないかな?』
『気になるに決まってんでしょう! リベルター、なんとかしてっ!!』
 のほほんとした口調で話しかけてくるトロンを睨みつけると、悲鳴に近い声でリベルタ
ーに懇願する。
『は、はい! 少々おまちください』
 うわずった声で答えるリベルター。しばらくすると、しゃがみこんでいたあたしの身体
が、かすかな光に覆われた。
『え? 何これ? あっ!』
 全身を包んでいた光が、ひときわ大きな輝きを放った。その光量に思わず目をつむっ
たあたしは、しばらくたって目をあけてみると、いつの間にか光は消えていた。
 そしてあたしの身体は、さっきまでの肌色一色とはまるで違うものへと変わっていた。
 全体的にはトロンのような、グレーとブラックと基調としていたが、デザインが少し違
うみたいだった。ストラーフの身体がボディースーツのような感じで、肌の露出がほとん
どないのに対して、あたしの場合は肩をふくんだ二の腕と太股の部分の肌が露わになっ
ていた。
『へぇ~。なかなか似合うじゃないか、リン』
 くるりと回りながら自分の姿を確認していたあたしに、目をまんまるくしながらトロンが
歩みよってきた。
『そ、そうかな? ……あれ? トロン、あんた背伸びた?』
 あたしはニコニコしながら目の前に立つトロンを見上げ……そう、トロンは何故か、あ
たしより背が高かった。
『神姫のボクが、背なんか伸びるわけないだろう?』
 困ったような顔で見つめるトロンだが、困惑してるのはあたしだって一緒だ。あたしと
美佐緒ほどではないだろうが、もとのサイズでいえば、トロンとの身長差はかなりあるだ
ろう。
 
しかもこの素体、トロンと比べるとなんか胸が……
 
『……店長さん。この素体、わざわざあたしの体形に合わせて選んでくれたんですか?』
 自分でもみるみる目つきが鋭くなっていくのを感じながら、あたしはギリギリと首の関
節を軋ませ振り向くと、押し殺したような口調で尋ねた。
「ご、誤解だ、一ノ瀬くん!」
『そ、そうです。3rdタイプのネイキッド(素体)を使ったのは偶然であって、決して他意が
あったわけではないんです。信じてください、隣さん!』
 わなわなと怒りに身体を震わせるあたしと目が合ったとたん、慌てふためく店長さん。
リベルターも、なんか涙目になりながら胸の前で両手を組んで、必死に弁解を続けている。
『神姫になっても、リンはやっぱりリンだね』
『……あたりまえでしょう?』
 あたしは背後で聞こえた呆れたような声にムッとしながら振り返り、トロンを睨みつけるが
トロンのヤツは肩をすくめておどけた様な仕草をとって笑っていた。
 ふたつの安堵のため息を背中で聞きながら、あたしは目の前に立つトロンに向かって小
さな声でつぶやく。
『じゃあ、そろそろ始める?』
 トロンは金色の瞳をわずかに細めると、微かにうなずいた。
『え、え~。では、隣さんとトロンの模擬戦を始めたいと思います。時間は無制限。装備
及び武装は使用禁止ということで……』
 うわずったような口調でルールの説明を続けるリベルターだが、あたしとトロンの耳に
はまるで届いてはいなかった。
                        ※
『どうしたの? いつまでそうやって突っ立っている気? ひょっとして、足でも攣った
の?』
 トロンはあたしの小馬鹿にしたような口調にもまったく動ずることもなく、彫像のよう
に立ちつくしている。
 一見すると、なんの構えも取らず、ただ無防備に突っ立っているだけのトロンだが、あ
たしは内心で満足していた。 
 一般的な合気道にも、相半身や逆半身といった基本的な構えは存在する。
 でも空手などとは違い、構えとは合気道にとって、重要な要素である自然体と対極に位
置するものだと、おじいちゃんは言っていた。
 そのため、あたしがおじいちゃんから教わった合気道は、まったく構えを持たない。これ
は、ほかの正統な流派からみれば、少々毛色のかわったものとみえるかもしれない。
 
さて、こうしていつまでもトロンと見つめあってても埒があかないか。
 
 一応、名目はトロンの特訓だしね。ひとつこっちから仕掛けてみるか。ライドシステム内
の時間の概念が外と同じなのかはわからなかったけど、ほぼ十分近くたっても変わらない
現状を打破するために、あたしは滑るような動きでトロンとの距離を一気に詰めた。
『ハッ!』
 溜め込んでいた息を吐き出すと同時に放たれた正拳突きは、狙いたがわずトロンの正
中線。水月めがけて叩き込まれた。
 トロンは待ってましたといわんばかりに相好を崩すと、静かに半円を描きながら手刀(て
がたな)であたしの一撃を受け流す。
『えっ? うわっ!?』
 あたしの拳を軽く捌きながら、得意げな表情を浮かべるトロンの顔が凍りつく。
 空手の正拳突きは、拳にひねりを加えながらその威力を高める。あたしはそれを利用し
て、わざとひねりを大きくした正拳突きをトロンに打ち込んでいた。無論、こんな拳に破壊力
などあるわけないけど、今はそれで充分だった。
トロンが拳を払いのけた瞬間、あたしは握っていた拳をひらくと、そのままトロンの手首
をつかみながら後ろに振りぬいた。
 本来なら、その場に突っ立ったままのトロンをこんな力まかせなやり方で投げ飛ばせるわ
けがない。実際に、反射的に力を込めたトロンの身体はピクリとも動かない。
『甘いっ!』
 あたしはとっさに踏み出していた足を軸に身体を半回転させると、片足で軽くトロンの踵
を払った。
 あたしの腕を引く力に拮抗しようとしていたトロンは、重心が踵に集中していたために足
払いひとつで、あっさりと転倒してしまった。
『いくら上手に技を捌いたって、その後ボ~ッと突っ立ってちゃ意味が無いでしょう? そ
れと受身はきちんと取る事!』

 仰向けに倒れこんだため、後頭部を強打したトロンが、両腕で頭を押さえながら床の上
を転げまわっている。
『痛ぅ~。リン、ボクはまだ初心者なんだからもう少しやさしくしてくれたって……』
『レスティーアとの戦いでも、彼女にそんなセリフを吐く気なの?』
『ぐっ? ……本当にリンは、きついんだよ……ねッ!』
 頭を擦りながら、すがるような目であたしを見つめるトロンに冷たい声で一喝すると、
トロンは苦笑いを浮かべ、急に身を起こしながらあたしめがけて鋭い突きを放ってきた。
 あたしはトロンの攻撃を受け流すと、そのまま一歩進み、両手でトロンの腕を押さえ込
みながら頭の上で腕を振りかぶり、身体の向きを切り替える。
『くっ』
 腕をねじり上げられる形となったトロンの口から苦鳴がもれるが、あたしはそのまま肩
口から自分の足元に叩きつけるように投げ落とした。
『前にも教えたけど、今のが投げ技のひとつ、四方投げ。さっ、次はあんたの番よ!』
『へっ?』
『へっ? じゃないでしょう? 投げられてばかりじゃ鍛錬にならないじゃない! 次は
あたしが仕掛けるからあんたが投げる。いくわよ?』
『う、うん』
 軽く頭を振り、立ち上がりながら答えるトロンに、あたしは情け容赦なく襲いかかった。
                        ◆
『隣さん……すごい』
 モニターを食い入るように見つめていたリベルターが、唖然とした表情でつぶやいた。
「まったくだ。神代くんやガーネットくんから話しは聞いていたが、まさかこれほどの腕
だったとは」
 モニターには、一ノ瀬くんとトロンくんの特訓の様子がいつ終わるともなく映し出され
ていた。
 幼いころからお祖父さんに格闘技の手ほどきを受けていたということだが、一ノ瀬くん
の実力は、私たちの想像を遥かに凌駕するものだった。
『ライドシステムが完成して、隣さんとトロンがひとつになったらふたりの実力は計り知
れないものになりますね?』
 妙にわくわくした顔で、リベルターが話しかけてきた。
「そうだな‥‥いや、一ノ瀬くんの気性から考えると、アドバイスはしても戦いそのもの
は常に一対一で行うもの、と言うんじゃないかな」
『そうですね、そのほうが隣さんらしいですよね』
 少し考え込みながら答える私にリベルターはうなずくと、視線をモニターへと戻した。
「それにしても突出した回避能力を持つトロンくんと、護身の武術といわれる合気道の使
い手である一ノ瀬くん……このふたりの出会いは運命というやつなんだろうか?」
『きっとそうだと思います。運命はかならず存在しますから』
 卓上のパソコンのモニターに視線を走らせながらリベルターの声がきこえた。
 
そう、運命は存在する。私とリベルターの出会いがそうであったように
 
 私は慌ただしくデータの収集を続けるリベルターの背中に、心の中でそっとつぶやいた。
                         ◆
『こなくそっ!』
 悪態をつきながら、ボロボロになったトロンが回し蹴りを繰り出してくる。わずかに身
を屈め、やり過ごそうとしたがあたしの頭上を通り過ぎるはずの蹴りは、突然そのベクト
ルを変えるとあたしの脳天めがけて振り下ろされた。
 短く舌打ちしながら、あたしはトロンの踵落としを横っ飛びにかわすと、受身をとりな
がらトロンの動きを目で追った。
『!?』
 トロンは片ひざをつきながら、いたずらっぽい笑みを浮かべ金色の瞳であたしを見てい
た。いや、べつにそれだけなら驚きはしないんだけど、両手をそっと地面にふれているあ
のポーズって。
『よ~い』
 くいっと腰を上げ、トロンがつぶやいたこのセリフは……
『ドンッ!』
 
   これって陸上選手がスタート時に使うおなじみのポーズ、クラウチングスタート!
 
『や、やばっ、……くっ!?』
 距離が近かったのも理由のひとつだったけど、まさかこんな時にこんな攻撃(?)を仕
掛けてくるとは夢にも思わなかったもんで、あたしは避けそこなってしまった。
 激しい衝撃とともにトロンが突っ込んできた。両肩をがっしりとつかまれ、とっさに対処
できなかったあたしはそのまま大きくバランスを崩す。
 
どうせトロンのことだから、このまま寝技にでも持ち込もうって考えなんだろうけど、そ
うは問屋が卸さないって!
 
 あたしは後ろ向きに転倒することも恐れず、いきなりその場にしゃがみ込んだ。
『え?』
 トロンにしてみれば、あたしの行動はまったく理解できなかっただろう。押し倒そうと
していたあたしがいきなりしゃがんでしまったために、自分が前方にかけていたスピード
+あたしの両肩をつかんでいたためにあたしの身体が突っ支い棒となり、トロンはそのま
ま前方に倒れこんでしまう。
 あたしはこの隙を見逃さず、両肩をつかんでいたトロンの両手を払うと逆につかみ返し、
あたしめがけて倒れこんでくるトロンの腹部に足をかけると、その反動を利用して思い切
り蹴り上げていた。
『わ? わ─────────っ!!』
 放物線を描きながら、すっ飛んでいったトロンは、床に全身を強打しながらバウンドす
ると、そのままピクリとも動かなくなってしまった。
『今のは合気道の技じゃなくて柔道でいうところの巴投げ! 覚えておいて損はないわ。
それと、最後の攻撃はなかなか良かったわよ。次もこの調子でね、トロン!』
『……は、はい……』
『ありがとうございました店長さん。今日はここらへんで終わりにしたいと思います!』
 ぐったりと横たわるトロンから聞こえた切れ切れの声に、あたしは微かに微笑むと、一
部始終をモニタリングしていただろうカメラの方に向きなおり、明るい声で店長さんに話
かけた。

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ミッションコンプリート!!

CIMG0626.jpg




給料が振り込まれるまであと数日……。


この先、エアライス(大盛り)と、エアキムチの日々が続いたとしても……。







                   もう何も怖くない。




まあ、実際は前回のレビューから数回に分けて購入したんですが、懐を圧迫したという意味では同じでした(ああ、どっかに100万ぐらいでいいから、落ちてないかな……)。


ようやく「魔法少女 まどか☆マギカ」全6巻、見終わりました。


いや~、事前にこの先の情報は、少しばかり小耳にはさんでおりましたが、実際に目の当たりにしてみると……お、重い。

まるで、エベレスト頂上からの滑落気分を味わえるかのような、ハードな展開でした。

ただ本作は、私が思い描く「魔法少女モノ」と比べシリアスな展開だったということであって、全内の構成などはなかなか秀逸だったと思います。
(一応)主人公である鹿目まどか嬢が、なにゆえ他の魔法少女たちを凌駕するほどの潜在能力を秘めていたのか? 視聴中にいだいていた疑問も納得のいく説明がなされていましたし、魔女と魔法少女の因果関係もなかなか面白い設定でした。



…………それにしても、もしマミさんがこのまま活躍を続けていたとすれば、いずれはあんなコトに?
すると、御降臨あそばされるのは……。









                     おっぱいの魔女!?




                     ・・・・・・・・・・・・・・・




                            !!




                      イイねぇ、それッ!






閑話休題

おほんッ! ……え~、取り乱してスミマセン(汗)。

それでは、唐突ですがここらで趣向を変えて、独断と偏見とわがままに満ちた……。





シロが選んだ、魔法少女ベスト5の発表に移りたいと思います!




                    まあ、じっさい5人しかいないんですけどね……。




では、第5位の発表!

デコデコデコデコ…………デンッ!


第5位 「鹿目 まどか!」


(一応)主人公に、この仕打ちか? などと異論もあると思いますが、(一応)主人公なのに物語終盤まで傍観者に徹した(つねに、心の葛藤はありましたが……)図太さや、あの娘から赤メガネや三つ編みを奪った戦犯という意味でこの順位に(笑)。




それでは、続いて第4位の発表!

デコデコデコデコ…………デンッ!


第4位 「美樹 さやか!」

悪くはない! 悪くはないんですよ? 実際彼女のおかげで、魔法少女になった者の支払う等価の大きさや、彼女たちの未来がけっして報われぬものだと分かるなど、重要な役割を演じてくれましたからね。
ただ、裏を返すとそれを説明するためだけのキャラというか……。

8話で見せてくれた、ステキな壊れっぷりに敬意を表してこの順位になりました(笑)。




さて、続いて第3位の発表!

デコデコデコデコ…………デンッ!



第3位 「佐倉 杏子!」

自分でも意外な高ランク! 初登場時でランキングしてたら5位確定でしたが(笑)。

容姿から想像できるキャラクター性にひねりを感じず、登場時にはあまり興味がわかなかった杏子ですが、物語後半で美樹さやかにみせた献身さに(もっとも、そこに至るまでの展開が少々強引だったような……)見事に転びこの順位に!




さ~て、いよいよ第2位の発表です!

デコデコデコデコデコデコ…………デンッ!


第2位 「巴 マミ!」

えっ!? っと思われた方もいると思います。

実際「まど☆マギ」本編を見ていなかったら、マミさんがダントツで1位だったでしょう(異論も反論も認めんッ!!)。
ただ、ストーリー全体を通してみた場合、やはり途中退場のハンデは大きくこの順位に(ごめん、マミさん)。

とはいえ、その華麗ともいえる戦い方は他のメンバーと一線を画すものであり、私にとってマミさんは別格の存在だったりします。







………さあ、ついにこの時がやってまいりました。

いよいよ、第1位の発表ッッッ!

デコデコデコデコデコデコデコデコ…………デデンッ!


(もう分かっちゃってるけど)第1位ッ!



第1位 「ほむほむっ!」

もとい、 「暁美 ほむら」 でした(笑)。

今回のランキングで、私自身の想像を上回るほど株をあげたのが、何を隠そうこのお方だったりします。

見た目で、佐倉杏子以上に分かりやすい性格。


     あぁ、アレ? 無口なツンツンキャラってやつデスカ?


初めて見た彼女の印象はそんな感じでした(そして、それは見事に当たっていました)。

OPのラストあたりを見て、「絶対こいつがラスボスだろ?」などと思っていた彼女ですが、回を重ねるごとに印象が変わってきます。
そして運命の第10話。スートリーはとりあえず横に置いておいて(?)、まどかと初めて出会った頃のほむらに見事にやられました。

これがアレですか? ブービートラップ?

しかし、ネタバレになりそうなので詳しくは書けませんが、この物語の中核をなす存在は確かに鹿目まどかなのでしょうが、「魔法少女まどか☆マギカ」という作品の真の主人公って、暁美ほむらだったんじゃないでしょうか……。


さて、独断と偏見とわがままと肉欲にまみれた「魔法少女ベスト5」は、これにて終了です。
意見は多々あると思いますが、基地外の戯言だと思って許してください(笑)。

「魔法少女まどか☆マギカ」。ラストのスケールの大きさに唖然としましたが、個人的には、いろいろ意味で従来の魔法少女モノとは一線を画す作品だと思います。
もし機会があれば、一度見てみるのをお勧めします。


いつにもまして、長々とした駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
さすがに疲れたので、ここらでお開きに。


……と、ここで終わると、なんのブログだか判別不能になりますので、プチ神姫関連の記事をば。


以前にも記事で書きましたが、マミさんのマスケット銃の使い方にシビれ、それを神姫の武装に応用できないかと想い、プラ板やプラパイプを使い、それっぽいモノを作ってみました。

CIMG0627.jpg

こんな感じになりました。
なんかマスケット銃とは別な物体が……。

せっかくマミさんのfigmaを購入したので、そこからマスケット銃を流用したかったのですが、素体の状態ならいざ知らず、実際使うとなると少しばかり小さいんですよね。

CIMG0629.jpg

比較すると、こんなカンジです。

CIMG0631.jpg

別角度から。
……なんかマスケット銃というより、大口径ライフルみたいですね(笑)。
いっそのこと、コレ持たせて像狩りでもはじめますか?

自分の技術では、ここらへんが限界なのでこのまま突っ走る予定です。
とりあえずこの物体は「名状しがたいライフル銃のようなモノ(仮)」とでも名付けますか……。

それにしても、実際コレを使うとなるとかなりの数がいるんですよねぇ。


はぁ、ココロが折れそう……。












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わんだふる神姫ライフ 第25話

「ライドシステム?」
 あたしは、目の前で湯気をあげていたコーヒーを口元に運ぼうとして動きを止め、耳慣
れない言葉に首を傾げた。
 今あたしのいるところは、DO ITの二階にある店長さん専用の個室だった。
 小さなスペースだったが整理整頓の行き届いたその部屋で、あたしはソファーに腰掛け
店長さんと向かい合っていた。目の前のシンプルなデザインの机の上には、リベルターと
トロンがチョコンと向き合って座っている。
 あたしの目の前でトロンのヤツはこっくりこっくりと舟をこぎ始め、リベルターは、そんな
トロンに微笑みを浮かべていた。
 あたしたちの力になれるかもしれない。店長さんのこの言葉に惹かれ、二階の一番奥に
あるこの部屋へと案内されたが、開口一番、店長さんの口から出た聞いたこともない単語
が一体全体どうすればあたしたちの力になってくれるのかあたしには皆目見当がつかなか
った。
「あの~、それっていったい何なんですか?」
 コーヒーをすすりながら、おずおずと尋ねるあたしに、店長さんは不自然にまでに白く
輝く歯をみせながら答えた。
「まぁ、結論から言ってしまえば、一ノ瀬くんとトロンくんが直接戦うことのできる魔法
の機械! といったところかな?」
「ぶっ! あ、す、すいません! あの、あたしとトロンが戦うって……」
 予想もしなかった店長さんの答えに、思わずあたしは含んでいたコーヒーを吹き出して
しまい、慌ててハンカチで机の上をふきながら店長さんに尋ねた。
 店長さんは、あたしの起こすリアクションが初めからわかっていたのか、慌てる素振り
もみせず静かに語り始めた。
 
                   わんだふる神姫ライフ
 
              第25話  「ライドシステム」
 
 店長さんの話が淡々と進むのに比例して、あたしのあんぐりと開いた口も大きさを増し
ていたようだった。
 “ライドシステム”、それは現在主流となっているバトルロンドでの戦いの在り方を根底
から変えてしまうものだった。
 現在あたしたちは、オーナーと神姫はあくまで別個の存在であり、バトル時にはオーナ
ーの指示、もしくは神姫本人の判断によって戦いが行なわれているが、ライドシステムは
オーナーと神姫が一体となって戦うことができる画期的なシステムなんだそうだ。
 正直な話、それぞれが別個の意思を持つ存在がひとつになるなんていうとが、はたして
可能なのかあたしにはまるでわからなかったが、実際にそんなものが実用化に向かってい
るとは、科学の進歩というやつにあたしは感心するしかなかった。
 ただ、このライドシステムはいまだ実用化の段階まではいってないそうで、色々と問題が
山積みの状態らしく、完成までにはまだ少し時間がかかるという話だそうだ。
 この時あたしの脳裏に浮かんだのは、なんでそんな最新の機械、それも未完成のものが
こんな所に(すいません、店長さん!)あるんだろうか? ということだった。
 さりげなく店長さんにそのことを聞いてみると、店長さんの友人がこのライドシステムの開発
に携わっている企業に勤めているそうで、データ収集のために各地の神姫センターに配置さ
れるはずの試作機のうちの何台かを、様々な角度からの検討するためとかいう名目でDO 
ITのような個人経営の神姫ショップにテストの依頼をしてきたそうだ。
 ただし、あくまで試作機ということなので、いきなりDO ITに集まる常連さんたちにテストを
頼むわけにもいかず、いまのところは店長さんとリベルターが専属でテストを行っているらしい。
 「なるほど。……でも、そのライドシステムってオーナーとその神姫がひとつになるシステム
なんですよね? だけどそれじゃ、あたしとトロンが戦うなんて無理なんじゃないですか?」
 一通りシステムの説明を受けたあたしは、話の途中から感じていた疑問を店長さんに投げ
かけてみた。
「一ノ瀬くんの疑問はもっともなことなんだが、実はこのライドシステムが未完成というとろが
今回は役に立ちそうでね」
「?」
 要領を得ない店長さんの回答に眉根を寄せていると、苦笑しながらリベルターが話を引き
継いだ。
『つまりですね、隣さん。ライドシステムの白眉ともいうこのシステム自体が、未だ試行錯誤
を繰り返している状態なんです。実際、神姫とオーナーがひとつになった時の双方の安全
性なども、まだ完全とはいえませんし……』
「そ、それじゃあ、あたしとトロンは人身御供っていうわけ?」
 リベルターはまだ説明を続けていたが、あたしはそこまで話しを聞くと、顔色を変えてソファ
ーから立ち上がりかけた。
 あたしの形相に驚いた店長さんとリベルターが、慌ててあたしをなだめすかし、ようやく落
ち着いたあたしにリベルターが説明を再開した。突発的に発生する危険を回避するために、
現在のライドシステムのデータを集めるために店長さんたちが行っている方法というのが、
オーナーがライドオンする対象に自分の神姫ではなくテスト用の素体を使用するというやり
方だった。
 確かにこのやり方なら神姫になんの影響を与えることも無く、実際かなりテストを繰り返し
た現在も店長さん自身になんら異常はないそうだ。
「ふぅ、なぁんだ、そういうことだったんだ」
『ごめんなさい隣さん。私の説明が悪かったせいで、よけいな心配をかけてしまって』
 ようやく合点のいったあたしが大きく安堵の息をはくと、リベルターがすまなさそうに謝っ
てきた。
「そんなことないわよ。あたしが勝手に早とちりしただけなんだから、リベルターがそんなに
責任を感じる事なんかないって」
 目の前でシュンとうなだれるリベルターに、あたしは心のなかで自分を一喝してから彼女
に笑顔をみせた。
「つまり、あたしはトロンではなく、そのテスト用の神姫を動かせばいいのよね? それなら
ば、確かにあたしとトロンの対戦も可能よね」
『はい! 私が隣さんに言いたかったのは、そういうことだったんです』
 さっきとは打って変わって明るい表情をみせるリベルター。そんな彼女を見て、あたしは
笑いをこらえるのに苦労した。
 
 なんかリベルターって不思議な娘よね。あんなに神秘的な雰囲気を漂わせていたかと思
えば、今はこどもみたいなはしゃいでるし。
 
『あ、あのぅ、私の顔に何かついていますか、隣さん?』
「ううん、なんでもない」
 キョトンとした表情であたしを見つめるリベルターに、慌てて手を振りごまかしていると、
店長さんの声が聞こえてきた。
「さて、ライドシステムに関しては、大体のところ一ノ瀬くんも理解してくれたと思う。私自身
がテストをしてみたがこれといって以上はみつからないし、今回のような使用に関しては
安全性は私が保証するが……」
「ぜひ、使わせてください! ほらっ、トロン。あんたからもちゃんとお願いしない……と?」
 あたしは、店長さんに向かって深々と頭を下げながら視線をテーブルに移すと、トロンが
自分の頭ほどの鼻提灯をだして爆睡中である事実を知って愕然とした。
「起きんかい!」
 さすがに店長さんたちの目の前でトロンをひっぱたくわけにもいかず、とりあえず怒声
をかけると鼻提灯がパチンと景気のいい音とともに割れ、そのショックなのか、とりあえ
ず目を覚ましたトロンは特大のあくびを一つすると、まるで焦点の定まっていない目であ
たしに話しかけてきた。
『ふぁ~~~~ア。おはよゥ。 リン……コーヒーまダ?』
「な、なにが『おはよウ』よ。あんた、また寝てたの?」
『むゥ。ボクの一日ハ、ミルクと砂糖をたっぷり入れたブラックコーヒーではじまるんだけど
ねェ~』
「……それはもはや、ブラックコーヒーでもなんでもない……」
 あたしは怒りのあまり、ぷるぷると震える拳を握り締めながら声を殺して呟いた。
『まァ、それはさておキ。ボクにいったいなんの用なのサ、リン?』
「なんの用じゃないわよ! あんた店長さんの話、聞いてなかったの?」
『うン、ぜんぜン!』
「だからねぇ~っ!」
 妙にうれしそうにうなずくトロンに、こめかみを引きつらせながらあたしは大きく息を
吸うと、12倍速ほどのスピード(当社比)で、身振り手振りを交えながら説明を始めた。
「……と、い、言うわけ……なのよ。ゼェゼェッ、せ、せっかくの機会なんだからフイに
すること……はぁはぁっ、な、ないでしょう?」
『……あのさァ~、リン』
「ハァ、ハァ、な、何よ?」
 精も根も尽き果てた、といった表情で息を切らせながらもトロンの方を見ると、眉をひ
そめ、口をへの字に結びながら神妙な面持ちであたしの顔を見ていたトロンが、しばらく
するとポツリと言った。
『ごめン、速すぎてぜんぜんわからなかったヨ。悪いんだけド、もういっぺん最初っから
やってくれル?』
「ギャ───────────────────ッ!」
 この瞬間、あたしの頭の中で、何かがすごい音を立ててブチ切れた。
                         ※
『大丈夫ですか、隣さん?』
「うん。ありがとうリベルター。もう平気」
 ソファーの背に身体を預けながら、心配そうな顔をするリベルターに、あたしは力なく
微笑んでみせる。
『ボクはぜんぜんへーキじゃなイ! これってAVでショ? ケーサツにうったえてやル
ッ!!』
 目の前の机の上で、リベルターに自分の拳ほどもあるたんこぶにバンソーコーを貼って
もらっていたトロンが、顔ぜんたいを口にしながらあたしに食って掛かってきた。
「……それを言うならDVよ……」
 ギロリとトロンを一瞥しながら、もはやツッコム気力も失ったあたしだったが、とりあえず
訂正だけはしておいた。
「まぁ、トロンくんも納得してくれたようだし、こちらもライドシステムの用意をしようと思っ
ているのだが……」
「……わかりました。じゃあ、お願いします」
 あたしにそう尋ねながら、店長さんが差し出してくれたグラスに入った冷たい水を一気
に飲み干すと、あたしは店長さんに改めてお願いした。
「わかった。では、行こうか」
 あたしの言葉に笑いながらうなずくと、店長さんはソファーから腰を上げ、フロアーへ
と続くドアへと歩いていった。
「あれっ? 店長さん、ライドシステムってこっちにあるんじゃないんですか?」
 あたしは店長さんの背を目で追いながら、ある方向を指差した。そこには頑丈そうなつ
くりのドアがあり、隣室へと続いているようだった。
「あ、いやっ。そこは私のプライベートルームでね」
『そ、そうなんです! システムを搭載したシュミレーターは地下にあるんです。お二人
ともこちらに』
 あたしの指差す方向に目をやった途端、なぜか店長さんとりベルターの顔色がサッと変
わり、妙に落ち着きがなくなってしまった。
 
             あたし、なにかヘンなこと聞いちゃったのかな?
 
 手のひらに乗せながら、あたしとトロンは思わず顔を見合わせが、トロンはあたしから
視線を外すと、怪訝な表情を浮かべながら例のドアを見つめていた。
                          ※
「これが、ライドシステム?」
 元々は、倉庫として使っていたという地下のスペースの一角にそれはあった。
 あたしたちが神姫バトルで使用するシュミレーターの半分にも満たない大きさしかない
本体と、簡素なつくりのシートの前にコンパクトにまとめられたコンソールがあった。
 そして、その表面にはいくつかの灯りが点滅を繰り返し、シュミレーターの置かれた壁
ぎわには不釣合いなほど大型のモニターが設置され、無言であたりを威圧していた。
 もっと部屋一杯ぐらいある大型の機械を想像していたあたしは、少し拍子抜けしてしま
ったが、周りでは店長さんとリベルターが慌ただしく動き回っていた。
『こちらの準備は完了しました』
 シュミレーターの横にある、スチール製のディスクに置かれたディスクトップパソコンに
なにやら入力をしていたらしいリベルターは、店長さんに作業の終わりを告げた。
「こちらも終了だ。さ、一ノ瀬くん、トロンくん、こちらへ」
 おそらくトロン用なのだろう。シュミレーターにアクセスポッドを接続していた店長さ
んは、せわしなく動かしていた手の動きを止めると、あたしたちに手招きしながら声をか
けてきた。
「行くわよ? トロン」
『……うン』
 あたしは覚悟を決めると、トロンを手のひらに乗せたままシュミレーターへと歩み寄っ
ていった。

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<ナイン>の紹介

                □ <ナイン> □


セラフの下に集った天使型神姫たち。

かつて、彼女たちはセラフの前に“ライバル”として、あるいは“敵”として立ち塞がった。
だが、彼女たちの心の奥底にあった妬みやわだかまりはセラフとの戦いの果てに氷解し、
やがて志を一つにする。

そしていつしか、そんな9人の天使型神姫たちを誰ともなく、こう呼び始めた。


                  <ナイン>と。





はい、今回は以前投稿したセラフとその仲間たち<ナイン>の紹介をしたいと思います。
とはいえ、メンバーの大半がいまだ未完成なうえに、今回掲載に使用した画像も諸般の
事情で以前撮影したものばかりで恐縮なのですが……。

とりあえず、続きを行きたいと思います。




                       「セラフ」

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□ タイプ
 アーンヴァル

□ 所持スキル
 <シャイニング・スラッシュ>、他。

□ 設定

四天使装備<セラフィム>の所有者。

その実力はともかく、精神的支柱であることは間違いなく、実質的な<ナイン>のリーダー
格とみなされている。
セラフ自身はそのことに複雑な思いを抱いているが、周りの状況に流され現在にいたる。

その射撃スキルは目を覆わんばかりだが、卓越した剣の使い手であり、バトルにおいては
専用のソードと多彩な剣技を用いて対戦相手を圧倒する。

最初期に発売されたアーンヴァルであり、起動してからかなりの年月が経過しているためか
その行動パターンは妙にオバサンくさいところがあり、生活臭漂う言動が多い。

タイムサービスに命を懸ける天使!





                        「カノン」

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□ タイプ
 アーンヴァル限定ver

□ 所持スキル
 <パニッシュメント・ブレイク>、他。

□ 設定

四天使装備<ドミニオン>の所有者。

優れた戦闘センスと<ドミニオン>の性能も相まって、<ナイン>最強の実力を誇る神姫。

自身の実力の高さゆえに、当時使用した装備では彼女の実力を100%引き出すことが
できず、そのことへの歯がゆさからか、カノンは自暴自棄な日々を過ごしていた。
それを見かねたセラフから<ドミニオン>を託され、彼女の運命は大きく変わることとなる。

カノンはあまり表情を表すこともなく、ぶっきら棒な口調もあいまって誤解されることも
多いが、仲間思いの一面を垣間見せることもある。

漆黒に塗り替えられた<ドミニオン>は<ナイン>のなかでも異彩を放ち、カノン自身も
「フォールン」(堕ちたる者)の二つ名で呼ばれる。




                         「ドル・ドナ」

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□ タイプ
 トランシェ2

□ 所持スキル
 <裁きの光雨>、他。

□ 設定

四天使装備<ケルヴィム>の所有者。

複数の光学兵器を全身に装備した<ケルヴィム>を、苦もなく扱うドル・ドナ。
その射撃能力の高さは<ナイン>随一の腕前をほこる。

カノンと双璧と謳われる才能を持つ彼女だが、その性格は傲慢きわまりないものであり、
つねに他者を見下したような態度をとる。

自身の専用装備を譲ったセラフに対しても、なんら感謝することもなく、むしろ彼女の
才能に嫉妬しており、<ケルヴィム>をセラフを斃す道具としてしか考えていないよう
である。

「傲岸不遜」とは、まさに彼女を指す言葉である。




                       「ナバト」

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□ タイプ
 アーンヴァル

□ 所持スキル
 <ソウルゲイザー>、他。

□ 設定

四天使装備<ヴァ―チェ>の所有者。

白兵戦に特化した<ヴァ―チェ>を使い、縦横無尽に暴れるパワーファイター。

高出力かつ重装甲ゆえに、セラフでも扱うことができなかった<ヴァ―チェ>をなんなく
使いこなすナバト。
その接近戦能力の高さは、<ナイン>でも並ぶ者のいない剛の者である。

その性格は竹を割ったような、というか基本的に何も考えておらず、己の本能の赴くままに
行動するため、いらんトラブルを抱え込む。
他のメンバーの頭痛のタネ。

三度の充電より、バトルが大好き!




                          「ミラ」

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□ タイプ
 トランシェ2

□ 所持スキル
 <スピア オブ ロンギヌス>。

□ 設定

ファストスキマー<メルカバ>を駆って、戦場を疾駆するトランシェ2。

変形することで、自在に空陸を移動し対戦相手を翻弄するするミラは、「ミラージュ」の
異名で呼ばれる。

個体としての戦闘能力もかなりのレベルだが、相棒のエルとの連携戦を好み、タッグ戦では
無類の強さをほこる。

歯に衣着せぬ性格と、疑似関西弁を駆使してコミュニケーションをとろうとするため、相手
が混乱をきたすという特殊技能を持つ(笑)。




                         「エル」

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□ タイプ
 アーンヴァル

□ 所持スキル
 <グランドクルス>

□ 設定

カスタム真鬼王<アーク>とともに、戦場を舞うアーンヴァル。

巨大な翼で飛翔し、一挙に距離を詰め、手にした長剣で対戦相手を両断するという豪快な
戦いを好むが、<アーク>には火器の類もバランスよく装備されているため、オールレンジ
に対応した戦闘もこなすことができる。

相棒のミラとともに、セラフに戦いを挑むが敗北を喫する。
だが、それ以降は彼女の人柄に心を打たれ、セラフと行動を共にするようになる。

エルは極度に人見知りする性格であり、バトル以外はたいてい障害物の陰に身を隠している。
通称「かべ女」




                          「トルエノ」

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□ タイプ
 ウェルクストラ

□ 所持スキル
 <ライトニングブラスト>

□ 設定

ドル・ドナを護衛するために改造されたウェルクストラ。

彼女に与えられた任務の性質からか、感情の類を一切持たず、つねに影のようにドル・ドナに
付き従う。

攻撃専門の装備を与えられ、つねにヴィントとコンビを組み、不用意に近づく者に強力な放電
攻撃をくわえる。
その電撃は強力無比の一言であり、耐電処理を施していない神姫なら、一撃で全機能を停止に
追い込まれてしまう。




                          「ヴィント」

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□ タイプ
 ウェルクストラ

□ 所持スキル
 <ストームバインド>、他。

トルエノ同様、ドル・ドナの護衛を主任務とする。

感情を失ったガラス玉のような瞳で相手をにらみ、ドル・ドナに敵対する者に立ちふさがる。

パートナーであるトルエノとは対照的に、防御、戦闘補助に特化した装備を与えられている。
基本的に戦闘は苦手とするが、専用の攻撃スキルも有するため、油断した相手は例外なく
手痛い一撃をくらうこととなる。




                       「ピクシス」

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□ タイプ
 ウェルクストラ

□ 所持スキル
  なし

□ 設定

天真爛漫さが具現化したような、ウェルクストラ。

何事にも首を突っ込まずにはいられない性格であり、ある意味、ナバト以上のトラブルメーカー
ともいえる。
その無鉄砲さゆえに、他のメンバーを幾度ともなく窮地へと追い込む。

好奇心のかたまりのような性格であるが、戦いの類は好まず、他のメンバーが戦っている際は
ひとり安全な場所からエールを送っている(笑)。

かくも役立たずなピクシスがなにゆえ<ナイン>の一人なのか?

その理由を知る者は、他の<ナイン>のメンバーだけである……。






はい、今回も長々とお付き合いいただきありがとうございました。

さて、今回紹介した<ナイン>。彼女たちの専用装備から察した方もいると思いますが、
もともと<天使の9階級>が<ナイン>の元ネタだったりします。
とはいえ、偶然出会った彼女たちが全員天使の9階級に関係する装備を持つというのは
あまりにもデキすぎですので、意図的に数人は9階級とは無関係ということにしており
ます(笑)。

今回は、見切り発車のような紹介記事になってしまいましたが、いずれは個々のメンバー
の紹介なんぞもやっていきたいと思います。

では!






           


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わんだふる神姫ライフ 第24話

「え~と……あ、あれよ! トロンッ、初勝利おめでとーッ!!」
 あたしは、自分でも笑顔引き攣ってるんだろうな~、などと思いながらアクセスポッド
からのそりと身を起こしたトロンにビシッと親指を立てると、複雑な気持ちになりながら
無理矢理笑いかけた。
『え? ……あ~、うん……』
 あたしと目が合ったトロンは気が抜けたような返事を返すと、狐につままれた悪魔が豆
鉄砲を食ったような表情で、頭上の電光掲示板を見つめている。
 こんな呆けた顔のトロンを見るのは初めてだったけど、気持ちはわからないでもなかっ
た。そりゃあ記念すべき初勝利が、こんな相手の大自爆で得たものじゃ喜べというのは無
理な話だろう。
「ま、まあ、いいんじゃない? 勝てば官軍って言うしさぁ」
『う~ん……そう考えたほうが少しはマシなのかな~?』
 そう言いながらも淡いブルーの髪に爪を立て、まだ納得がいかないような素振りをみせ
るトロンを必死にフォローしながら、なんであたしがこんなに一生懸命にならなきゃなら
いのかと、疑問を感じて悲しくなる今日この頃だった。
 
                    わんだふる神姫ライフ
 
              第24話     「光明」
 
「よくぞ睦月の攻撃に耐え、わずかな隙を突きこの激闘に勝利を収めたものじゃ。実に天
晴れじゃったぞ。隣にトロンよ」
 あたしたちを目の前にして、さも楽しそうに身体をゆすりながら大笑いする和尚さん。
 
        イヤイヤ、アレハムツキガ、カッテニジバクシタダケデスカラ。
 
 と心のなかでツッコミを入れながら、あたしは頭上に設置されたモニターを何気なく見
ていた。
 大型の画面には、今し方行われていたトロンと睦月のバトルが、延々とリプレイされて
いた。決着のついたフィールド上のクレーターの中に、白煙を纏わり付かせながらあちこ
ちに散乱する赤や白の破片を見つけたとき、あたしは心底今回の戦いがリアルバトルでな
くてよかったと、内心胸をなでおろしていた。
                          ※
『ふァ~~~~~~~~~~~ッ』
「……はぁ……」
 簡素なテーブルの上で、ピンポン玉でも丸飲みできるのでは? と思うほど大口を開け
てあくびを連発するトロンを横目で見ながら、あたしはテーブルに突っ伏すと、特大のた
め息をついた。
 延々と続く、和尚さんの戦いの素晴らしさを説く辻説法から何とか逃げ出したあたした
ちは、一階の奥にある休憩所に避難していた。
 シュミレーターのある二階にも同様のスペースはあるのだが、今回の戦いを観戦してい
たギャラリーたちの興味本位な視線を避けるために、普段からあまり人気のないここに逃
げ込んだのだった。
「あ~、疲れた」
「おつかれさま、一ノ瀬さん。大変だったわね」
 ぐったりしながら呪詛のごとくあたしの口から漏れる小言に、いたわる様な響きを含ん
だ落ち着きのある声が重なった。
「うんうん、そうなんだよ。まったくもう、やんなっ……姫宮先輩っ!?」
 思わず相槌を打つあたしだったが、そこで我に返るとガバッと跳ね起きた。目の前には
柔和な笑みを湛えた姫宮先輩が、すぐそばに立っていた。
「あ、あの先輩、ひょっとして……」
「ええ、今のバトルだったら見させてもらったわ」
 一番返してほしくなかった答えを、にこやかな笑みとともに口にする姫宮先輩に、あた
しは頭を抱えてしまう。
『ふんっ、もっともきさまにはお似合いの勝利だったがな、トロン!』
 突然聞こえた辺りを凍てつかせるような嘲りを含んだ声に、あたしがハッと視線を移す
と、いつの間にかテーブルの上にレスティーアが立っており、氷のような冷たい瞳でトロ
ンを見下ろしていた。
『ン~? ダレかと思えばレスPじゃないカ。今日も仏頂面が良く似合ってるネ~』
 たいして気にした素振りもみせず、寝ぼけ顔でトロンがやり返すと、レスティーアのこ
めかみがヒクヒクと痙攣した。
 そんなレスティーアを意地の悪い笑みを浮かべながら見上げるトロンだが、最初に皮肉
を言われた時に、レスティーア以上にこめかみがピクピクと動いたのをあたしは見逃さな
かった。
 
『相変わらず口だけは達者だな。……一ノ瀬どの、今日はあなたにお聞きしたいことがあ
って参りました』
 ジロリとトロンを睨みつけながら、吐き捨てるように呟くレスティーアだったが、何故
か澄んだ蒼色の瞳であたしを見つめると、妙に静かな口調で尋ねてきた。
『先程小耳にはさんだのですが、一ノ瀬どのはトロンのトーナメント出場を辞退したとの
こと。これは一体どうゆうことなのですか?』
 レスティーアの何かに耐えるような押し殺した声に、一瞬たじろいだあたしだったけど
すぐに彼女の瞳が悲しみたたえているのに気づいた。レスティーアはトロンが彼女との再
戦を恐れてトーナメントに出るのを止めてしまったと思い込んでいるのだろう。
 生真面目なレスティーアにどう説明したものかと思案していたあたしの目の前に紙コッ
プが差し出された。
「できれば……私も理由を聞きたいかな?」
 驚いて見上げた先に、両手に紙コップを持った姫宮先輩が穏やかな笑みを浮かべていた。
あたしは手渡された紙コップに満たされた紅茶の表面を見つめながら、静かに話し始める。
 
 自分が神姫を求めた理由は、決して戦いをさせるためではないということ。そして睦月
との戦いで、改めてリアルバトルに対する恐ろしさを再認識したことを。
「レスティーアとトロンの再戦にあたしも水をさす気はないわ。白黒ははっきりさせたほう
がお互いもすっきりするだろうしね。でも、トーナメントはリアルバトルで戦うんでしょう? 
あたし、もうトロンがリアルバトルで傷つくのを見たくないんだ……あんなヤツでも、一応
あたしのパートナーだしね」
 トロンの方に視線を移しながら、あたしは照れ笑いを浮かべた。ボ~ッとした表情から
は何を考えているのかわからなかったが、トロンはただ黙ってあたしを見上げていた。
 最初はあたしの説明に気色ばんでいたレスティーアだったけど、話しを聞き終えると長
いため息をつき、何かふっ切れたような表情をみせた。
『……わかりました。一ノ瀬どのにそこまでしっかりとしたお考えがあるのならば、私が
これ以上申し上げることは何もありません』
 レスティーアはそこまで一気に話すと、おもむろにトロンの方に向き直った。
『きさまは良き主にめぐり合えたようだな。感謝しろよ、トロン。一ノ瀬どのはきさまの
ような神姫には過ぎた方だ!』
 吐き捨てるように罵声を浴びせるレスティーアにトロンは不服そうだったが、やがてふ
て腐れた様にゴロンと横になると背を向けてしまった。
『ふンッ。そんなことレスPに言われなくたっテ、ボクは最初っから知ってたヨ!』
 背中越しに聞こえる、トロンの照れを含んだような横柄な口調に、あたしと姫宮先輩は
思わず顔を見合わせ笑ってしまった。そして、そんなトロンの背中を睨みつけていたレス
ティーアだったが、その口元はかすかに綻んでいた。  
                          ※
「本当はもっと早く話さなければいけなかったんですけど、なかなか機会がなくって……
すみませんでした」
「ううん、もういいの。それに、私も一ノ瀬さんの気持ちはよくわかるし」
 ペコリと頭を下げるあたしに、姫宮先輩は気にした様子もみせずに笑顔をみせる。
「でも、あたしみたいなオーナーって珍しいですよね?」
「そうでもないわ。一流の腕を持っていても、一切リアルバトルをしないっていう主義の
神姫オーナーもいるのよ」
「そんな人がいるんですか? その人、どんな人なんですか?」
 俄然興味の湧いてきた話に、ソファーから身を乗り出すあたしの剣幕に姫宮先輩はたじ
ろいでしまう。
「ええと……かなりの実力を持った神姫らしいけれど、オーナーがリアルバトルをしない
主義を貫いているためにあまり情報がなくって、私が知っている限りではオーナーは男性
ということ、そしてその神姫は“セラフ”と呼ばれるアーンヴァルタイプの神姫ということぐらい
かしら?」 
「……セラフ?」
 何か隠しているかのような姫宮先輩の態度も気になったが、そのことは何も尋ねなかっ
た。
 
 あたしはセラフという名前を聞いた途端、数年前あたしと美佐緒の命を救ってくれた、
ある神姫の事が脳裏に蘇っていたからだった……
                  
                           ※
「はぁ、まいったわね……」
 姫宮先輩と別れた後も、ひとり休憩所に残っていたあたしは、ソファーにもたれ掛かり
ながら特大のため息とともに胸にわだかまった悩みをはきだした。
『ふァ~~~。ムにゃ。あのさァ~、そんなに気にするコトないんじゃないノ? まだ一
ヶ月もあるジャン』
 お気楽極楽が実体化したようなトロンがテーブルの上で寝そべり、お尻をぽりぽりと掻
きながら話しかけてくるのを見て、頭に血が上ったあたしは思わず両手でテーブルを激し
く叩くとトロンを怒鳴っていた。
「なに悠長なこと言ってんのよ! もう一ヶ月“しか”ないのよ? 少しは危機感持ちなさ
いよ!」
 根本的な危機的状況ってやつに気づいていないトロンに、あたしは思わず泣きたい気
分になってしまった。
 あたしのテンションをどん底に落とした理由は、姫宮先輩と別れる時にレスティーアの
出したひとつの提案にあった。
 それはトロンとの再戦を一ヶ月後に行いたというものだった。あたしだって、このまま
ズルズルと時間ばかり過ぎていく状態に耐えられないというレスティーアに気持ちはわか
るんだけどね。
「だいたいあんたが調子にのって『OKェ。首のジョイントでも洗って待ってなヨ、レスP~』
なんて火に油を注ぐようなこと言うから、引っ込みつかなくなったんでしょう?」
 あたしは嫌味のつもりでトロンの声色を真似したが、このヤローはまったく気にした様
子もみせず、手をたたいて喜んでやがる。
「笑ってる場合じゃない! それに前に言ってた対レスティーア用の“矛”とやらは完成
したの?」
 あたしは以前、トロンに初めて合気道の稽古をつけた時にトロンの言った言葉を思いだ
し、本人を問い詰めた。
『う~ン。まァ、基本プランまでは終わったんだけどネ~』
 あたしの剣幕にたじろぐこともなかったトロンは、痛いところを突かれたのか、途端に
歯切れの悪い口調になる。
「ねぇ、トロン。あんただってわかってるんでしょう? 今のままじゃレスティーアには
勝てないってことぐらい……」
『…………』
 あたしの真面目な口調にトロンはうつむき黙ってしまう。そう、トロンだってそんな事
ぐらい気づいてるはずなんだ。
 それは、ここ数週間にわたって続けている合気道の特訓が、思ったほどの成果をあげて
いないことだった。
 正直いえばこうなることは薄々わかっていた。短期間の特訓とはいえ、トロン自身の腕
はかなり上達したと思う。でも、それはあくまで“型”での話しだった。
 実際、他の武術同様に型は重要なファクターだと思う。でも、相手の動きに対して常に
微妙な力加減や反応を必要とする合気道は、他の武術以上に実戦形式の稽古が必要
だった。
 ただ、そうはいってもあたし自身がトロンに直接稽古をつけられるはずもなく、実際ど
うしたものかと悩む毎日だった。
「はぁ。あたしが神姫だったらなぁ……」
『くす、だったら隣さんが神姫になってみますか?』
 天上をうつろに見つめながら、誰に言うともなく思わず口を突いてでたセリフに、かす
かな笑いを含んだ儚げな声が重なる。ハッとなったあたしが驚き、声のした方を見ると、
目の前のテーブルに銀髪をたなびかせたリベルターが、はにかんだような笑みを浮かべ
立っていた。
 突然のことに声もなく、ただリベルターを見つめていたあたしにどう対応していいかわ
からず、急にリベルターはオロオロとし始め、自己紹介を始めた。
『あ、あの申し送れました。わたしはここでシステムの管理運営を総括しているリベルタ
ーといいます。えっと、タイプはアーンヴァルで、好きな食べ物は……』
 完全に舞い上がってしまったのか、延々と自分のプロフィールを話し始めるリベルター。
 
      なんか、最初に感じた神秘的なイメージが微塵もないんだけど……
 
「え~、そうじゃなくって、今リベルターが言ってたあたしが神姫になれるってどういう
意味なの?」
「それについては私から説明しよう」
 ようやく我に返り、顔を真っ赤にしてうつむいてしまったリベルターに変わり、奥の方
からゆっくりとした足取りで歩いてきた店長さんは、柔和な笑みを浮かべながらそう言っ
た。

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寄り道こそ 我が人生!!

いまさら感漂うのですが、ただいま「魔法少女まどか☆マギカ」にプチハマっています。

もともと人気のある作品のようですが放送中はさして食指も動きませんでした。ただ、劇中にでていた魔法少女の一人、巴マミだけは別格でした。
ネット上をさまよっていても度々この人の姿を目にし、その容姿、心の琴線にふれるコスチューム、中学生にあるまじきステキな胸など気になる存在ではありました。

とはいえ、時々気に入った画像を収集する程度の存在でしたが、ある日劇的な転機を迎えます。



事の発端は、BLACKαⅡさんのブログで「マミさんのテーマ大合唱&大演奏」なるものを見たのがすべてのはじまりでした。
讃美歌を連想させるような澄んだ歌声をバックに(この歌詞、何語ですかね?)所狭しと活躍するマミさん!

ええ、転びました、堕ちました。彼女の犬確定です!!

というわけで、さっそく購入してきたのがコレです。

CIMG0624.jpg

「魔法少女まどか☆マギカ」一巻&二巻です。
あっ、一巻のパッケージが見えにくいかも知れませんが、個人的には二巻のパッケージのほうが重要なので気にしないでください!


で、さっそく観賞してみた感想ですが、やはりイイッ!!
単発のマスケット銃を複数使用し、撃ってよし! 殴ってよし! と豪快かつ華麗に戦うマミさんの姿にシビレました。

うう、それなのに……それなのに、あんな結末を迎えるとは……。

彼女の最後は知っていましたが、あらためて現実を突きつけられて……。

はぁ、マミしゃん……。



と、がっくりと肩を落としていましたが、ここで頭に閃くものが!

今回見た話しの中には、例のマミさんのテーマで彼女が戦っていたシーンがいくつかないんですよね。
これって、今後回想シーンかなんかで彼女がでてくるんでしょうか?
それとも、ひょっとして……

マミさん、復活する?

う~ん、これは困った。
もともと、マミさんが活躍すというのでこの二巻だけ買ったのですが、これは続きも買わなきゃならない?


それと最後になりましたが、この作品の感想なんぞを(遅い!)。
結果だけ先に言うと、おもしろかったです!
キャラデザインから、きっと軽いノリの作品だと思いましたが(実際、そういう場面も多いですが)、けっこうハードな場面も多くなかなか見ごたえがありました。

そして、なにより感心したのは魔法少女たちの前に立ちふさがる、魔女と彼女たちの潜む異空間(?)のデザインでした。
こういうわけのわからん世界って、背筋がゾクゾクするほど好きなんですよね~。




小学生の感想文以下ですが、以上で「魔法…以下略!」の感想を終わりにしたいと思います。
さて、なぜ今回、神姫をネタにするはずの本ブログでこの作品を取り上げたかというと、なんとかこれを神姫に応用できないかな? と思ったからです。

といっても、「巴マミ型MMS」ではひねりがありません。わざわざDVDまで購入したのは、マミさんの魔法である、マスケット銃の扱い方に興味をもったからです。
まあ、劇中のように単発の武器を無数に使用するというのは、ビジュアル的にはともかく実戦では無理がありますが(笑)。

まだほとんどアイディアとしてまとまってもいませんが、いつかなんらかの形で流用できればと思います。




では!




あっ、そうそう、忘れてました。今回、もうひとつ購入したものがありました。

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figma 「巴マミ」です!

気がついたら買ってました(笑)。

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輝くような微笑み。 うう、マミさん、なんで……なんで逝っちゃったの?

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このマミさん、多彩なパーツ付属してますが、六丁にもおよぶマスケット銃は圧巻!
流用も聞きそうですしね(笑)。

でも、このマスカット銃、けっこうデキはいいです。

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この流れるようなライン……。

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細かいところまで作りこんであって、おどろきです。

いや~、眼福、眼ぷ……ハッ!?

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マミさん「………………」




スイマセン、チョーシコイテマシタ……。

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わんだふる神姫ライフ 第23話

 季節的に暖かくなってきたとはいえ日が暮れるのも早く、沈みかかった夕日を背に
DO ITの自動ドアをくぐると、そこには人だかりができていた。もしやと思って近づいて
みると、聞き覚えのある大声があたしの耳に飛び込んでくる。
「うむっ。勤行も終え、ちと時間ができたのでな、ここで一戦交えようと思ったのじゃが
気づくと睦月の姿が見えんのじゃ!」
「そうですか……それは困りましたね」
 和尚さんと、どうやら応対をしている店長さんの声が聞こえ、あたしと美佐緒は顔を見
合わせた。あたしは軽くため息をつくと、ボ~ッとしている睦月を小脇に抱え、人だかり
を掻き分け進み始めた。
 もみくちゃになりながらなんとか人の壁を突破すると、遠巻きに見守る野次馬の視線の
先にスラリとした長身の店長さんと、身長では及ばずとも横幅では圧倒的なボリュームを
誇る、立派な法衣に身を包んだ和尚さんが話し合っているのが見えた。
 あたしはそのまま和尚さんに近づくと、何気なくその大きな背中を軽く叩いた。
 
       返事は振り向き様に放たれた、手加減抜きの和尚さんの剛拳だった。
 
                    わんだふる神姫ライフ
 
              第23話  「バトル和尚 そのに」
 
「くっ!?」
 唸りをあげてあたしの顔面を強襲する一撃を、辛うじて“一重”で捌くことができたの
は、ほとんど無意識での行動だったが、その拳圧であたしは大きく体勢を崩してしまう。
「ん? なんじゃ、誰かと思えば隣ではないか?」
 惚れ惚れするほど見事な正拳突きの構えをとったまま、平然とあたしに話しかけてくる
和尚さん。かろうじて踏み止まったあたしは反射的に全身の力を抜き、次の攻撃に備えた
が、それが無い事に気づくと、大きく息をはきながら噛み付かんばかりの勢いで和尚さん
に食って掛かった。
「もう、「なんじゃ」じゃないですよ! あれほど条件反射で攻撃するなって言ったじゃ
ないですか! 相手があたしじゃなかったら、今頃大惨事になってましたよ?」
「がっはっは。いつもの癖でな! それより隣、何故お主がこんな所におるんじゃ?」
 歯を剥き出して睨みつけるが、まるで反省した素振りもみせない和尚さんに、あたしは
これ以上なにを言っても無駄だと悟り、無言で和尚さんの鼻先に睦月を突きつけた。
『和尚様~。ご心配をおかけして申しわけありませんでした』
「おおっ? 睦月ではないか!」
 すまなそうに頭を下げる睦月を、拳だこの盛り上がったゴツイ手で優しく受け取ると、
和尚さんは嬉しそうに破顔した。
「それにしても、和尚さんが神姫を持ってたなんて知らなかったなあ。いつの間に買った
んですか?」
 ようやく再開し喜び合うふたりの姿を見て、少し溜飲の下がったあたしは一番の疑問を
和尚さんに投げかけてみる。
「ん? ああ。先日、本堂に人が訪ねてきてのう。神姫を販売しているセールスマンらし
いのじゃが、なんでも神姫というのは大変“燃える”存在というのでの、試しに買ってみ
たのじゃよ!」
「多分その“もえる”という言葉は、和尚さんが考えているものとはまったく次元が違う
モノだと思うんですけど?」
「そうか? まあ、細かい事を気にするな!」
「はぁ。じゃあ、あたし用があるんで、これで失礼しますね」
 こめかみを揉みほぐしながら、これ以上何を言っても時間の無駄と気づいたあたしは、
フロアーを揺すらんばかりに大笑いする和尚さんに背を向け歩き出す。
「せんぱい、大丈夫でしたか? ケガなんてしてませんよね?」
 野次馬の輪を何とか突破すると、慌てたように美佐緒が走りよってきた。心配そうな顔
の美佐緒に笑顔で答え、肩越しに視線を走らせると笑いながらに話しかけた。
「大丈夫よ。和尚さんにとってあんなの挨拶みたいなもんよ……ちょっと物騒だけどね。
それより美佐緒、そろそろ時間じゃないの?」
 話しながらあたしが美佐緒の背後を指差す。壁にかけてある大型のデジタル時計は美佐
緒が予定していた時間を過ぎていた。
「わっ、いけない、もうこんな時間なの? う~、じゃあせんぱい」
 この期に及んでまだ名残惜しそうにしている美佐緒は、ガーネットに急かされながら渋
々と出口へと向かっていく。何度もこちらを振り返りながら自動ドアの向こうに消えてい
く美佐緒の後ろ姿を見送っていたあたしは、大きく伸びをすると胸ポケットから顔だけ出
していたトロンに話しかける。
「さて、なんか色々あったけどそろそろ二階に行こうか? 今からなら、まだバトルでき
るだろうしね」
『むゥ~、そうだネ』
 予定外のことばかり起きたため、すっかり時間がなくなり少しご機嫌斜めのトロン。
 苦笑いを浮かべるあたしのそばに、いつの間にか近づいてきたのか、いきなり和尚さん
が話しかけてきた。
「隣、お前が持っておるのは神姫ではないか?」
 あの巨体で、一切気配を感じさせず背後に立つ和尚さんに内心舌を巻きながら、あたし
は平静を装って和尚さんの方に振り返る。
「ええ、こいつはあたしの神姫でトロンって言います。ホラッ、ちゃんと挨拶しなさいよね?」
『ムッ、よろしくナ、BO-ZU!』
「がっはっはっ、豪気なヤツじゃ、気に入った! ついて来い、隣!!」
 トロンのいい加減な挨拶に内心頭を抱えていると、和尚さんはまるで気にした素振りも
みせず、床が揺れるのではないかと思える声で笑いだす。
 その光景に呆れていたあたしの腕を和尚さんはいきなりつかむと、有無を言わせぬ勢い
でズンズンと歩き始めた。
「ちょっ、ちょっと待ってください。どこに行く気なんですか?」
「ん? 決まっておろうが! バトルじゃよ!!」
「へっ?」
 当然という顔つきで二階を指差す和尚さんに、あたしはギリギリと凄い力で締め付けら
る腕の痛みも忘れて唖然としてしまった。
                          ※
「まったくもう、強引なんだから……」
 ズキズキと痛む腕をさすりながら文句を言うあたしに、バトルフィールドに転送された
トロンが笑いながら話しかけてきた。
『まあ、ボクとしては願ったり適ったりってとこなんだけどね』
「そりゃあそうだけどさ……それにしてもこのフィールド、ヤバくない?」
『そうだね。ま、睦月の装備しだいかな?』
 気を取り直してフィールドに視線を移したあたしは眉をひそめていた。和尚さんの選ん
だのはアリーナと呼ばれる遮蔽物の一切ない、円形の闘技場だった。
 フィールドとしてはスタンダードなんだけど、トロンとの相性はあまりいいとはいえな
かった。相手もトロンと同様に距離を詰めた戦いが得意な神姫ならいい勝負になるけど、
レスティーアやガーネットとの対戦のあと、トロンは対レスティーア戦に目標を絞り経験
を積もうとしたのだが何故か対戦相手から敬遠されてしまい、なんとか頼み込んで相手を
してもらうことになった神姫は、ほとんどが丸腰に近いトロンなら楽に勝てると踏んだ長
距離の砲戦能力の高い神姫ばかりだった。
 結果として、一切の射撃武器の携帯を拒んでいるトロンは、今のところ全敗街道を驀進
中という有様だった。
 このままでいいの? そうトロンに問いかけたこともあったけど、『何事も経験』の一
言で片付けられてしまった。
正直、あたしもトロンにDO ITで一番になって欲しいわけでもなく、本人が納得してるな
らそれでもいいと思ってるんだけどね。
 
でも、今のままじゃレスティーアには勝てない……
 
 あたしの心を重くしているのはトロンの置かれた今の状況ではなく、もっと根本的な問
題だった。それは……
「おう! 待たせたな、隣!!」
「げっ!?」
 あたりに響き渡る和尚さんの蛮声に、思考を破られたあたしがフィールドに目をやると
あたしは愕然としてしまった。
 トロンと対峙するようにポツンと立つ睦月。いや、あれは本当に睦月なんだろうか?
 文字通り点となったあたしの目に飛び込んできたのは、なんか形容のしがたい武器の塊
だった。
 全身を覆うように、これでもか? と取り付けられた、ミサイルポッドにガトリングガ
ン。そして自分の身長を超える二基の巨大なミサイルが天空にむかって屹立していた。
 こんなわけのわからん装備に身を包んだ神姫が睦月だと判断できたのは、全身の武器が
濃いグレー一色で塗装されている中から、例の赤と白のツートンカラーがチラチラと見え
ていたからだった。
「何アレ? あんなんで動けるの?」
『う~ん、睦月の下半身はフロートみたいだから、積載量的にはOKみたいだけど』
 呆れたようにつぶやくあたしの声に、さらにトロンの唖然とした言葉が覆いかぶさって
くる。                     
 和尚さんの性格から、絶対接近戦仕様の装備になるとふんでいたあたしの予想は物の
見事にはずれてしまった。
「ま、睦月の性格を考えればわかる事だったかな?」
 ほわ~んとしたあの性格じゃ、確かに格闘向きではないだろうと気づいたあたしは、苦
笑を浮かべていたが、気を引き締めインカムのマイクでトロンに話しかけた。
「トロン。睦月の武装からみてもあんたとの相性は最悪よ。バトル開始と同時に、とにか
く距離を詰めて!」
『了解! まあ、それしか手はないからね』
 苦々しそうに一言つぶやくと、トロンはバトル開始の電子音とともに猛烈な勢いで睦月
めがけて突進した。
 一見すると自暴自棄になってるように見えるが、さすがに射撃戦の得意な神姫相手に辛
酸を舐め続けてきただけあって一直線に移動したのはほんのわずかの時間だけで、あとは
狙いを定めさせないように緩急を交えたジグザグの動きで睦月を翻弄し始めた。
 トロンのランダムな動きに焦った睦月が迎撃のため射撃を始めたが、派手に打ち放たれ
た攻撃は、ことごとくトロンの残像を貫くだけだった。
 このままいけばもしや? とも思ったが、ガトリング砲はともかく、ミサイルは直撃しなくて
も爆風だけでもダメージをトロンの身体に刻み込んでいく。
 自分でもこのままでは埒があかないと考えたのだろう。トロンは急に向きを変えると、
睦月を中心に円を描くような移動を始める。
 慌てた睦月がトロンを追撃し始めたが、元々素早い動きを苦手とするフロートシステム
に加え、あれだけの重武装が仇となって、まるでトロンの動きに対応することができない
ようだった。
そんな睦月に対して、チャンスと判断したのか徐々に輪を縮めていくトロン。あたしも
勝利を確信したその時、楽しそうな和尚さんの大声があたしの耳に突き刺さる。
「がっはっはっ! やるのう、トロンとやら。 睦月! まずはその場を動かず奴の動き
に合わせて回転じゃあ!!」
 和尚さんの指示にしたがい、フロートの利点を使い高速で回転し始める睦月に、トロン
はおろかあたしも怪訝な顔をしていたが、和尚さんはニンマリと笑うとコンソールを力一
杯たたきながらがなり立てた。
「よしっ! いまじゃあ睦月、全弾発射じゃあ───っ!!」
『はぁぁぁぁぁ~~~~いぃぃぃぃぃ~~~』
 高速で回転を続けていたため、妙に間延びした声の睦月が和尚さんの合図とともに
轟音をたてながら、全身に備えられた武器を一斉に発射してきた。
「『えっ!?』」
 和尚さんの指示に思わず動きを止めて唖然とするトロンと、カクンとあごの落ちたあた
しの口から漏れた言葉は、見事なくらいにハモっていた。
 睦月の武装はみたところレーザーなどの光学系の武器は一切なく、ほとんどが発射時に
反動のかかる実弾系の武器ばかりで構成されてるようにみえた。それをあんな高速で回っ
てるところで撃ったら……
 
 恐れていたとおり、肩のあたりの8連ミサイルポッドが火を噴いた途端に、睦月は背後
に大きくバランスを崩す。だが、それで回転が止まるはずもなく、続けて発射されるミサ
イルやガトリング砲があらぬ方向に唸りをあげて飛んでいく。
 もはや自力で止まることも不可能となり、回転地獄ゴマと化した睦月はその直後、直視
できないほどの閃光につつまれた。
 腰掛けていたシートを襲った振動が去ると、あたしはそ~っと薄目を開けてフィールド
に目を向けた。
 そこには回転している途中に弾薬が誘爆し、大爆発を起こした睦月が残したクレーター
と、アリーナの天上まで届く巨大なきのこ雲が立ち上っていた。
 
 電光掲示板に燦々と表示された「WINNER───トロン」の文字に気づくことなく、
なんか巨大なドクロみたいにも見えるきのこ雲を見つめ、呆然と立ち尽くすトロン。
 
     あたしは、その背中になんと声をかけていいか、わからなかった。

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「セラフ」

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□ 名称 
 「セラフ」

□ タイプ 
  アーンヴァル

□ 所持スキル
  <シャイニングスラッシュ> <ライトニングフェザー> 他。

□ 専用装備
  <セラフィム>


□ 解説

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三対の巨大な翼を持ち、空戦に特化した専用装備<セラフィム>や、他にも複数の専用装備を有していた彼女は、私の脳内神姫ワールドでも最強の部類に属し<ナイン>の中心的存在でもあります。

ですが、その戦闘能力の高さとは対照的に、彼女の性格はおおらかであり、基本的に争いごとを嫌います。
また、「セラフ」という名(銘?)も、彼女の性格からつけられた渾名であり、本当の名前ではありません(もっとも、彼女を名前で呼ぶのは、彼女のオーナーと親友のアーンヴァルぐらいなのですが……)。


平凡ながらも満たされた日々を送っていたセラフですが、「紅御雷」と名乗る神姫と出会い、彼女の運命は大きく歪められます。
一度は紅御雷に敗北を喫したセラフですが、仲間たちの協力を得て再び紅御雷との戦いに挑みます。
そして多くの犠牲を払い、紅御雷との死闘に勝利したセラフたちは、神姫の“祖”ともいうべき者の存在を知ることになり、その背後に潜む巨大な影と戦う決意をかためます。




はい、今回も駄設定にお付き合いいただきありがとうございました。
実際のところ、セラフを主役としたこの話は設定程度しか出来上がっておらず、おそらくSSとして発表することはないと思います。
ただ、年代的にセラフたちが活躍したのは「わんだふる神姫ライフ」の数年前に遡りますが、この二つの物語はリンクしている部分も多いので、上記の設定を記憶の片隅に留めておくのもよいかもしれません。


では、続けて画像の紹介を。

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<セラフィム>は、基本的に空中機動戦を主眼をおいて作成されており、セラフ自身の卓越した“風”を読む能力を最大限に生かすように設計されています。

基本武装は、セラフ自身が射撃を不得意とするため、腰部のハードポイントに専用のソードを装備するだけとかなり貧弱ではありますが、セラフ自身が剣の達人であり、武装の貧弱さをカバーしています。

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機動性を重視するため<セラフィム>の装甲はかなり薄いのですが、翼を展開することによって強力な電磁フィールドを発生させることができます。

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重防御形態。このまま大気圏突入とかはしません(笑)。

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<セラフィム>は、過去に何度も手を入れており、現在のものはver2にあたります。上の画像は翼の可動域を上げるために改造したver1.5。
なんか地味なので、すぐに改造し直しました(笑)。

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そしてこれがver1です。
ver2にくらべると、かなりスレンダーな外見ですが、けっこう気に入っていました。

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バイザーを下ろしたところ。

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「白き翼、黒き翼」
セラフの背後にいるのは、ブラック・セラフ! ではなく、<ナイン>のひとりです。



※追加画像

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ASUR・Aさんからのご要望にお答えして、一枚追加画像を。
某所に投稿したものなのですが、実はSS的にも意味のある一枚だったりします。








追記

□ <四天使装備>

セラフのオーナーが、紅御雷との再戦を予見し製作したセラフ専用の装備。<セラフィム> <ドミニオン> <ケルヴィム> <ヴァ―チェ>のことをさす。
純粋に戦闘用に作られた装備であり、その性能ゆえに並みの神姫では扱えず、所有者を選ぶ存在である。
本来は、セラフが状況に応じて使用るはずだったが、のちに<セラフィム>以外の装備は、彼女の親友やライバルたちに譲り渡される。





さて、ほんらいはこの後、<ナイン>の説明をしようと思いましたが、ずいぶんと長い記事になったので次回に紹介したいと思います。

では!






ベツニ、ネタガナイワケジャナインデスヨ?

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わんだふる神姫ライフ 第22話

「じゃあ、またDO ITに行くわけ?」
『うン!』
 制服の胸ポケットから聞こえる、やる気と眠気の入り混じった声に、あたしは内心ため
息をつきながら、とりあえずDO ITへの道をトボトボと歩き始めた。
 
 ガーネットとの激闘の後、トロンは急にバトルをやりたがるようになってきたのだが、
正直シュミレーターを使うのだってタダじゃないわけで、休日といわず学校帰りにまで戦
いたがるトロンのおかげで日増しに軽くなっていく財布とは対照的に、あたしの心は重く
なっていく一方だった。
『ひっく、えっ……』
「あれ、いま声が聞こえなかった、トロン?」
 微かな泣き声のようなものが聞こえ、あたしは辺りを見回した。
『う~ン、声~。……そんなのしないジャン。また怪しい電波でも受信したノ、リン?』
「おまえと一緒にするなっ! おっかしいなあ~、確かに今……あれっ?」
 まるで興味がなさそうに答えるトロンを一喝しながら、キョロキョロと周りを伺ってい
たあたしは、近くの電柱の陰で小さく縮こまって泣いている紅白に彩られた小さな影に気
がついた。
「これって……神姫?」
 
                   わんだふる神姫ライフ
 
              第22話   「バトル和尚」
 
『あぁ、わたくしは何と運がいいのでしょうか。これも御仏のお導きですわ』
「はぁ、そうですか……」
 あたしはさっきまでとは打って変わって満面の笑みを浮かべる神姫に、言葉少なめに答
えながら肩の上にチョコンと立っているその姿に見入っていた。
 朱色に塗られた大型のフロートパーツに白一色で統一された上半身の装備は、まるで巫
女さんみたいに見える妙な神姫だった。
『あ、そうそう、申し遅れました。わたくし、睦月と申します。この先にある真木寺でお世話に
なっている者でして……』
 それにしてもこんなタイプの神姫なんていたかな? あたしは目の前の巫女型の神姫を
まじまじと見ながらそんな事を考えていたが、睦月の一言で我に返った。
「真木寺って、あんた、和尚さんの神姫なの?」
 睦月の言葉に、あたしは愕然としてしまった。
『あらあら、まあまあ。あなた様は和尚様のお知り合いなのですか?』 
 ぽんっ、と胸の前で両手を打ち鳴らし、破顔する睦月にうなずきながら、あたしは驚きを
隠せなかった。和尚さんは近くの山中にある真木寺の住職なんだけど、聖職者にあるまじ
き戦闘能力の持ち主で、あたしのおじいちゃんが唯一終生のライバルと認めたほどの人物
であったりする。
「それにしてもあの和尚さんが神姫をねぇ。ひとり暮らしが長いから寂しく……ん?」
 胸のあたりに妙な振動を感じて胸ポケットに視線を移すと、マラリアにでも感染したのか
と思うほど、トロンがガクガクと上下に激しく震えていた。
『お寺に巫女……す、すごイ、すごいヨ! これがホントの神仏習合だよネ、リン?』
「……あんた、神仏習合の意味わかってる?」
 とりあえずツッコんでみたが、あたしの言葉などアウトオブイヤー状態のトロンに届く
はずもなく、大きなため息をついていると、今度はあたしの肩のほうでプルプルと震える
感触が伝わってくる。
 なんだか今日はあちこち揉み解される日ね、などと思い何気なく睦月を見ると、さっき
までの明るさがウソのように消え、青ざめ不安そうに辺りに視線を送っていた。
「どうしたの睦月? 顔色わるいわよ?」
『は、はい。あの、感じるんです! 邪悪な気配を!!』
 心配になって尋ねてみるが、睦月はあちこちに視線を投げかけるだけで、あたしの方を
見ようともしなかった。
「邪悪? トロンだったらここにいるわよ?」
『しつれいだナ~、ボクのどこが邪悪なワケ?』
 反射的に指差した先で、この地球上でもっとも邪悪な存在が、自分の立場もわきまえず
ムッとした顔で反論してきた。
「うるさい! 己の胸に手を当てて聞いてみろ!」
 自分の胸に手を当て、しきりに首をかしげているトロンをそのままにして、あたしは睦
月に向き直った。
『違うんです。わたくしの邪悪探知機に感じるものは、もっと巨大で忌まわしい存在なの
です!』
「た、探知機?」
 指し示された睦月の頭に目をやると、そこには巨大なアホ毛がクネクネとのたうってい
た、って言うか、ものすごく気味悪いんだけどソレ。
『はっ、感じます! あなたの後ろに!!』
 バッと背後を指差す睦月に、驚いたあたしも反射的に振り返る。
「あ?」
 あたしの見上げる先には、夕日を背に大きく両手を広げ、今まさにあたしに抱きつこう
としていた美佐緒が立ち尽くしていた。
 
す、すごいよ睦月……その探知機、本物だ!
 
                ※
「ぶ~、失礼しちゃうなあ。わたしちっとも邪悪なんかじゃないもん! ねぇ、ガーネッ
ト?」
 巣篭もり前のリスもここまでは、と思うくらい頬を膨らませた美佐緒が、頭にできた特
大のこぶを擦りながら恨みがましい眼であたしを見ると、肩の上で豪華絢爛な花魁の
衣装に身を包んだガーネットに同意を求める。
『そ、そうでござるな……だ、大丈夫でござるよ、美佐緒どの。何があろうと拙者は美佐
緒どのの味方でござる!』
 
                   ナイスッ! ガーネット!!
 
 やんわりと美佐緒の問いを否定するガーネットに、あたしは最大の賛辞を込めて、心の
なかで親指を立てる。
 
『あ、隣どのにトロンどの。先日はご迷惑をお掛けしたでござる。拙者、このご恩は一生
忘れないでござる!』
「もう、いいって言ったでしょう? これで何回目? ガーネット」
 あたしと目が合うと、櫛やら簪やらが大量に突き刺さった頭を深々と下げ、お礼を言う
ガーネットの律儀さにあたしは苦笑いを浮かべた。
 実際、トロンとの戦いの翌日、校門の前であたしたちを待っていたガーネットに数十分
にも及ぶ御礼の口上を受けたのだが(当然、あたしと美佐緒は遅刻して、担任に大目玉を
くらう事になったのだが……)それでも納得できなかったのか、出会うたびに感謝の気持
を表すガーネットに少しばかり辟易していたが、これもガーネットの性格だと半分諦めて
いたところだった。
『それにしてもさァ。ガンちゃん、そのヘンな恰好なんとかしたラ?』
 ひとり延々と話を続けるガーネットに、胸ポケットから呆れたような口調でトロンが話
しかける。
『はっはっはっ、何をおっしゃるトロンどの。これこそ拙者の鎧でござるよ』
 一瞬、意外そうな表情をしたガーネットだったが、腰に手を当て豪快に笑いながら、ト
ロンの言葉を一蹴する。
 
いや、言っちゃなんだけど、そんな、はんなりとした鎧なんてないって。
 
 とりあえず、心の中で一発ツッコミを入れてみたが、これまた当然のことだがガーネッ
トに届くことはなかった。
「ぶー、ぶー、みんなわたしのこと無視してる~。せんぱい、わたし邪悪なんかじゃあり
ませんよねぇ?」
「……試しにあんたも自分の胸に聞いてみたら?」
 眉根を寄せて不満そうにあたしに聞いてくる美佐緒に、一応好意でアドバイスしてみる
が、どうせ無駄だろうとソッポを向いたあたしの手が急に摑まれると、暖かくも柔らかい
モノにギュッと押し付けられた。
「な、ななな?」
 慌てて振り向くと、美佐緒はあたしの手を自分の胸に押し当て、ニコニコとしている。
「どうですか、せんぱい。わたしの想い、伝わりましたか?」
 シレッと聞いてくる美佐緒の能天気な声も、あたしの掌に納まりきらない質量に唖然と
したあたしの耳に聞こえる筈がなかった。
 
 そりゃあ、美佐緒の胸が大きいのは知ってたけど、な、なんなの? この不必要な大き
さ! 無駄なボリューム!! 一体、何を食べたらこんなになるのよ? ……ち、ちくし
ょうっ!
 
                    あっ、なんか涙でてきた。
 
 いまさらながら美佐緒の巨乳っぷりに愕然としながら悔し涙に頬を濡らしていると、あ
たしの頭上から苦しそうな声が聞こえてきた。
「せんぱい…痛い…」
「へ? あ、ごめん!」
 あたしはいつのまにか美佐緒の胸に爪を立てていたのに気づき、慌てて手を離そうとし
たが、おそるべきスピードでその手を美佐緒に摑まれ、前にも倍する力で美佐緒の乳房に
押し当てられた。
「いや、やめちゃあ……あんっ、もっと…強くぅ…」
「…………」
 あたしは可愛い後輩の願いを叶えるべく、大きく息を吸い込むと、掌のなかの肉のカタ
マリを全力全開で捻ってやった。
                            ※
「さて、と。おまたせ睦月。邪悪な存在もあたしが退治したことだし、あとは真木寺まで
送ればいいのかな?」
 路上にしゃがみ込んで、プルプルと身体を震わせている美佐緒を冷酷な瞳で見下ろしな
ながら、あたしは妙に晴れ晴れとした気分で手をはたくと、睦月の方に振り向いた。
『エ~ッ、そんなコトしてたラ、ボクがバトルする時間がなくなるじゃないカ!』
「んなこと言ったってこのままDO ITに行っちゃったら真木寺に行けないでしょう?
和尚さんだって睦月がいなくなってきっと心配してるだろうし、今日のところはあんたが
我慢しなさいよ!」
 この期に及んで自分のことしか考えず、ゴネるトロンに少しムッとしたあたしが文句を言
うと、あたしの肩の上で黙って話を聞いていた睦月が慌てた様子であたしたちの間に割
って入ってきた。
『あらあら、まあまあ、ケンカはおよしになってください……はて? どぅーいっと?
……あっ! 思い出しましたわ』
 いつの間にかひとりでブツブツとつぶやいていた睦月が、うれしそうに胸元で両手を打
ち鳴らす。急に耳元で音がしたため、驚いたあたしの動きに睦月はバランスを崩し、その
まま地面に落下してしまった。
「ちょっと! 大丈夫、睦月?」
 慌ててあたしが地面から睦月を拾い上げると、最初は何が起きたのか理解できずキョト
ンとしていた睦月だが、あたしと目が合うと愁眉を開いて微笑んだ。
『はい。 あの~、実はわたくし、和尚様とそのどぅーいっととか言う所に向かう途中だっ
たのですわ』
「はぁ?」
 思いもしない睦月の行き先に、あたしが惚けた声で答えたのは、きっかり一分が経過し
た後だった。
                            ※
「じゃあ、この娘はあの真木寺の神姫だったんですか、せんぱい?」
「まあね」
 とりあえずあたしたちと睦月の目的地が同じとわかった以上、往来に突っ立ってても周
りの迷惑だと気づき、再びDO ITへと歩き始めたあたしの背後で、いつの間にか復活し
た美佐緒がまるで痛みを感じさせない朗らかな声で話しかけてきた。
「で、なんであんたまでついてくるわけ?」
「えへへ、それはせんぱいとわたしは一心同体だからですよ♪」

 無言でこめかみに手を当てるあたしに、気にした風もなく美佐緒がにこやかに答える。
『と言っても、今日は習い事のある日でござるよ? 美佐緒どの』
「ぶー、わかってるってばー!」
 早く習い事の時間がこないかなあ~、などと考えるあたしの横で、頬を膨らませガーネ
ットに文句を言っていた美佐緒が、何かを思い出したのか、あたしに話しかけてきた。
「でも、昔お祖父様に連れられて一度だけ真木寺に行ったことがあるんですけど、なんか
本堂とかもボロボロで、子供のころは廃寺かと思ってたんですけどね~」
 唇に指を当てながら思い出にひたっていた美佐緒が、なにを思ったのかニンマリと笑み
を浮かべると、あたしのすぐそばまで顔を近づけヒソヒソと話し始めた。
「そういえば知ってますか、せんぱい? あのお寺に伝わる怪談を……」
「はあ? なによ怪談って、幽霊でも出るっていうの?」
 まるでそういった話に興味のないあたしは、美佐緒のほうに顔も向けずDO ITへの道
を急いだ。
 
だいたい、あんなところに幽霊なんて出て何しようっていうのよ。和尚さん見て、裸足
で逃げてくのが関の山でしょう?
 
「違うんですよ~、せんぱい。真木寺から、時々鐘の音が聞こえますよね?」
「そりゃあ、鐘の音ぐらい聞こえるでしょう? お寺なんだから。それのどこが怪談なの
よ?」
 そういえば幽霊って足なかったわよね~、などと、どうでもいいことを考えながら上の
空だったあたしは、次に美佐緒の口をついて出た言葉にピタリと動きを止めてしまった。
「そこなんですよ~。あの時はわたしもまだ小さかったけど子供心に不思議だな~って思
って覚えてたんですよ。鐘はあっても鐘突き棒はなかったんですよ、あのお寺? でも、
そこから鐘の音が響く……これってミステリーだと思いませんか、せんぱい?」
 道の真ん中で固まったままピクリとも動かないあたしを見て、美佐緒が口に手を当て笑
っていたが、別にあたしは怖くて金縛りになってるわけじゃない。あたしだけが美佐緒の
言う怪談の真相を知ってるからだ。
 あの鐘の音の正体は、和尚さん自らが鐘突き棒と化して鳴らしているのだった。あたし
が子供のころ、おじいちゃんが和尚さんと立ち合いをするというので一緒について行くと、
ウォームアップ代わりに、正拳突きや蹴りであの鐘を鳴らしてたのをこの目で見たので間
違いはない!
 
                 でも、こんな話、誰が信じてくれる?
 

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