神姫者の巣

神姫好きの、また~りとしたブログ

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鈍色の騎士 グレイナイト

え~、おひさしぶりでございます。

一部では、まことしやかに死亡説がささやかれていた男、シロでございま…え? そのほうがよかった? ハハ、御冗談を(汗)。

あやうく、ブログのトップにスポンサー広告が出るところでしたが、なんとか復活です。
とはいえ、前回の記事から数日間は割と重度の無気力症候群にかかっておりましたが、その後はいろいろとやっており今日にいたります。

で、2週間近くも何をやってたのかと申しますと……。


CIMG1120.jpg

ミニチュアに色をつけ……ああ、お客さん! そこでブラウザ閉じないでェエエエエエッ!!

(腐っても)神姫ブログを謳っているのに「なんじゃいこりゃあ?」と思われる方もいると思いますが、実はコレ、私にとっては割と重要な存在だったりします。

かなり前に記事にしましたが、画像はゲームズワークス社製ミニチュアゲーム「ウォーハンマー40000」(以下40K)といいます。画像のミニチュアを駒に使い盤面上で戦わせる、要はシュミレーションゲームなのですが何気にハマっており、10年近くも続けている息の長い趣味だったりします。

10年近くも続けていれば当然飽きもし、もうやめようかと思ったこともありましたが、ここで出会ったのがみなさんご存知の「武装神姫」でした。
なぜか40Kに飽きると神姫熱がUPし、神姫熱が冷めてくると今度は無性に40Kがやりたくなるという、まさにシーソーのような状態を繰り返し今日に至ります。

けっきょく、「武装神姫」と「40K」は互いにモチベを維持する存在になり、私にとって双璧ともいうべき趣味になりました。

SSを書き終えてから軽い脱力感に蝕まれましたが、去年の暮れからコツコツと作業していたものを、今回の充電期間中に一気に塗り終えた次第です。
せっかく塗ったのに、このまま押入れに仕舞い込むのもアレなので、少しばかりブログで紹介したいと思います。



まず超手短に説明しますと、40Kとは「帝国(インぺリウム)」VS「その他の敵」との戦いを扱ったゲームです(笑)。端折りすぎですが、要約するとこんな感じですので……。

今回製作した「グレイナイト」は、帝国側の超人戦士の集団「スペースマリーン」の一戦団(チャプター)です。「異端審問庁」と呼ばれる特殊機関に属し、その存在は幾重のベールに包まれ、実態を知るものはほとんどいません。

彼らの秘密主義は徹底しており、やむを得ない事情で帝国所属の他の部隊と共同戦線を張った場合でも、戦闘終了後に機密保持のため、グレイナイトは少し前まで肩を並べて戦っていた友軍に向け、その刃を振るいます。

このなんともいえないダークな設定にしびれました。
それでは、簡単にマイアーミーを紹介したいと思います。



CIMG1127.jpg

「ライブラリアン」
ヘッドクオーターというカテゴリーに属し、全軍を指揮する司令官です。
ライブラリアンは「サイカ―」と呼ばれる超能力者であり、サイキックパワーを使い敵を翻弄します。

CIMG1123.jpg

「グレイナイト・ターミネイター」
トループ、一般的な歩兵に属します。ただしその能力は半端ではなく、他の勢力の一般兵では、一対一でグレイナイト・ターミネイタ―を倒すのは至難の技でしょう。

CIMG1130.jpg

「ドレッドノート」
比類なき強さを持つグレイナイトですが、数多の戦いで致命的な傷を負い倒れていく者も大勢います。それらの中でも特に輝かしい武勲をあげたものは、その身をドレッドノートに移植され再び戦場に舞い降ります。

CIMG1132.jpg

「テックマリーン」
グレイナイトたちが使用する武具や、その他の兵器の製造、修理を行う技術官。
彼らなくしては、戦団はまともに機能しなくなるだろう。





……と、かなり熱が入ってきてしまいましたが、あまり長々と紹介が続いても飽きてしまうでしょうし、今回はここらでお開きにしたいと思います。続きはまた、そのうちにでも(笑)。


それにしても、神姫の塗装に慣れてしまうと40K関係のミニチュアを塗るのがけっこう大変なんですよね。設定では、2メートルを優に超える偉丈夫であるグレイナイト・ターミネイタ―も……。

CIMG0965.jpg

神姫と比べると、驚きの愛らしさに(笑)。


とにもかくにも、今回のミニチュア製作で充電完了!
再び神姫熱が、ムッシュメラメラ(死語)と燃え上ってまいりました!!



次回は、今回の一件で思いがけない再会を果たした、あの神姫の製作に取り掛かるつもりです。



では!



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「わんだふる神姫ライフ」を書き終えて……

え~、初の連投記事でございます。

長々と続きました神姫SS「わんだふる神姫ライフ」も、とりあえず終了いたしました。
一年以上の長きにわたりお付き合いいただいた方々、ほんとうにお疲れ様でした。

さて、終わりと書きましたが、ここまで辛抱強く読み続けくださった方から見ると「あれ、ここで終わり?」と思った方もいるのではないでしょうか?
本編中に、これ見よがしに振った伏線が、ほとんど明らかにされることなく終わっていますので、そう考えるのは至極当然だと思います。

今回の記事も、あとがきなどいう高尚なモノではなく、言い訳として書きました(笑)。


ブログを始めるにあたって書きましたが、このSSは私にとって初めての小説になります。
当然、完成度の高さなど望むべくもない素人まる出しの小説になるのは必至でしたが、とにかく「何が何でも完結させる!」を目標にスタートしました。
そのため、ストーリーも極力簡潔(一風変わった少女のもとに、さらに変わった神姫が現れ☞お約束どおりライバル神姫が現れ☞艱難辛苦を乗り越えてライバルに勝利する…なんのヒネリもネーッ!)にして、20話ぐらいで完結する予定でした。

ところが、当時ハマっていたアニメ等の影響を受け、全体の話が妙に膨らみはじめました。しかも、他の独立していた(脳内)神姫SSと勝手に融合する始末。
このままでは埒が明かないと思い、今回の最終話となりました。
まあ、とりあえず本来の目標(トロンVSレスティーア)は達成したので良しと考えるべきでしょうか……。
もちろん、まき散らした伏線は、次作(第2部?)で明らかにしていくつもりです(汗)。


最後になりましたが、このような稚拙極まりない小説を読み続け、コメント、拍手をしてくださった方々、ほんとうにありがとうございます。
正直、「SSなんて読まれなくて当たり前、なんの反応がなくても腐るな!」と自分に言い聞かせて執筆をはじめていただけに、予想もしなかったコメントや拍手は大きな励みになりました。

次回のSSでも、隣とトロンの凸凹コンビが活躍する予定です。
もし、暇な時間があるときにでも一読していただけたなら、望外の幸せです……。









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わんだふる神姫ライフ 最終話

 
 
     
 
                    わんだふる神姫ライフ
 
             最終話    「ともに歩む者」
 
 
 
                  ── WINNER トロン ──
 
 
 あたしは頭上の電光掲示板を、ただ、ボ~ッと眺めていた。あたしたちを取り囲むよ
うに見守っていた観衆も、まさに「水を打ったような」静けさ状態だった。
 アクセスポッドから聞こえるモーターの音が、あたしを現実へと引き戻す。
 静かにポッドが開くと、トロンがムクリと起き上がり、両手を天に突き出しながら大き
な伸びをする。
「お、お疲れ。トロン」
 しばらくして、ようやくあたしの口から出た言葉に、トロンがキョトンとした顔をして
いる。
 
 それはそうだろう。この戦いがトロンにとってどれほどの意味を持っていたのか、あた
しにだってわかり過ぎるほどわかっていた。
 レスティーアに勝ちたい。トロンはその一心で、この数ヶ月間、歯を食いしばってがん
ばってきたんだ。そして死闘の末に、ようやくその想いを実現した。
 
                   それなのに、あたしは……
 
 トロンを褒めてあげたかった。伝えたい言葉も山のようにあった。でも、肝心な時に自
分の気持ちを素直に伝えられない。
 少しでもこんな自分を変えたい。あたしはそんな想いから神姫を欲しいと思った。
 でも、結局あたしは何ひとつ変わってはいなかった。
  
                 トロンはあんなにがんばったのに……
 
 自分の不器用さに怒りすら覚え、歯噛みしながらうつむいていると、ふいに名を呼ばれ
た。あたしはハッとしながら声の主を──トロンの方に視線を向けた。
 トロンは金色の瞳で黙ったままあたしを見つめていたけど、やがて小さくうなずくと、いつ
ものようにあたしに向かって軽くウインクをしてきた。
 
                 不器用なのはお互い様……か。
 
 あたしは今になって、ようやく自分の気持ちに素直になれない不器用なヤツがすぐ傍に
いたことに気がついた。
 
 このオーナーにして、この神姫あり。でも、こんなあたし達だからこそ、うまくやって
これたのかな?
 
 トロンも同じことを考えていたのだろうか、口元に苦笑いを浮かべている。
「せんぱい、やりましたね!」
 感慨に浸る間もなく、いきなり美佐緒が抱きついてくる。
「すげーじゃねぇか、一ノ瀬! トロンのヤツ、レスティーアに勝っちまったぞ!」
 人ごみを掻き分けながら、佐山さんが興奮冷めやらぬといった様子であたしに話しかけ
てくる。佐山さんの後ろで秋野さんが感動してしまったのか、両手を胸の前で組んだまま、
黙って何度も首を縦に振っている。
 どさくさに紛れて、あたしの身体を触り始めた美佐緒の手を思いっきりつねりながら、
ふたりにどう答えていいのか咄嗟に思いつかず、考え込んでいると突然周りから拍手と歓
声が上がった
 それがトロンの勝利を称える物であると気がついたのは、姫宮先輩があたしの方に歩み
寄ってくるのが目に入ってからだった。
「先輩……」
 しつこく身体にペタペタと触ってくる美佐緒の手を何とか引き剥がすと、あたしは姫宮
先輩に向き直りながらそこまで話しかけ、先輩の心情を察して言葉に詰まってしまった。
 でも姫宮先輩は、そんなことなど気にした素振りもみせず、穏やかな笑みを浮べたまま
あたしを見つめていた。
「ありがとう、一ノ瀬さん」
「へ?」
 姫宮先輩の口から紡がれた言葉は、あたしがまったく予想もしないものだった。
 
       そう、先輩の言葉の意味がわかったのは、もう少し先のこと……。
 
 真意がわからず、あたしは唖然と立ち尽くしていると、先輩の視線が一点に向けられる。
 いぶかしげに先輩の視線を追うと、アクセスポッドの前で互いを見交わしているトロン
とレスティーアの姿が目に飛び込んできた。
 何か只ならぬ雰囲気感じたあたしが、ふたりの方に歩いていこうとすると、姫宮先輩が
手をかざし行く手を遮った。
「このまま……ねっ。 一ノ瀬さん」
 あたしの方を顧みながら、そう話す先輩。あたしは不安な気持ちになりながらも、先輩
の背中越しにトロンの姿を垣間見た。
 
『いきなりお礼回りってわけじゃないみたいだけど……あ、ひょっとして『この卑怯者め!』
とか、文句を言いにきたわけ? でも、それって御門違いってヤツじゃ……ん?』
 さっきから目の前に立ち、無言で自分を見下ろすレスティーアにトロンがヤレヤレとい
った感じで肩をすくめるが、いきなり差し出された手に眉をひそめる。
『見事だった。……だが、次は負けない!』
 手甲に覆われた手と、レスティーアの顔を交互に見ていたトロンは、レスティーアの一
言に唖然とした表情になる。
 しばらく口を開けたまま、レスティーアを見つめていたトロンだったけど、やがて照れ
くさそうに笑うとレスティーアの手をグッと握り締めた。
 レスティーアの口元も微かに綻ぶ。
 そのまま黙して見つめあうふたり。だが次の瞬間、重ね合ったふたりの手のひらから閃
光が瞬き、ひと際大きな破裂音があたりに響き渡った。
『あっ、ごめ~ん。P・Bが暴発しちゃったよ。 ケガしなかった、レスP?』
 頭を掻きながら、嬉しそうに話しかけるトロン。痛みのためか、思わずしゃがみ込んで
しまったレスティーアは、一筋の白煙が尾を引く手を押さえながら呆然とトロンを見上げ
ていたけど、まるで心の篭っていないトロンの口調にみるみるその碧眼に剣呑な輝きが宿
り始める。
『き、きさま。 わ、私が……』
 怒りのためか言葉が続かず、ワナワナと身体を震わせながらユラリと立ち上がるレステ
ィーア。
 
一瞬、その背後に鬼だか悪魔みたいな影が立ち上ったように見えたのは、あたしの目の
錯覚だったろうか?
 
『だからさ~、事故だって、Z・I・K・O! アンダスタン?』
『ふ、ふざけるな────ッ!!』
 この期に及んで、まだ反省の色もみせないトロンに、ついにレスティーアの怒りが爆発
する。
 音もなく腰の長剣を抜き放つと、慌てて止めに入った姫宮先輩の制止も振り切り、一瞬
の躊躇なくいきなりトロンに切りかかっていく。
『あはは。いやだな~、レスPったら、そんなに顔を真っ赤にしちゃってさあ~』
『う、うるさいッ!』
「…………何やってんのよ、アイツ…………」
 唸りを上げて迫り来る銀線を、バトルの時以上に軽やかな身のこなしで避け続けるトロ
ン。あたしは目の前の光景に、全身を脱力感に襲われながらも目を離す事ができなかった。
 
 照れくさい気持ちはよくわかる。でもトロンのヤツ、もう少しマシなリアクションはと
れなかったんだろうか?
 
 呆れ果てたあたしが、周りに集まってる人たちも同じ考えだろうと思い、ふっと周りを
仰ぎ見た。
 
                     みんな笑っていた。
 
 美佐緒とガーネットが、佐山さんも秋野さんも楽しそうに笑っていた。
 いつの間にか、あたしの後ろに立っていた桜庭さんや狐姫も、そして、姫宮先輩まで笑
っている。
 ギャラリーの人たちも、その人垣の後ろの方では店長さんやリベルターまでが愉快そう
に笑っていた。
 
                      そう、みんなが……
 
 人に自分をさらけ出すのが苦手で、いつもひとりでいることが多かった。
 でも気づいてみれば、いつの間にかあたしはこんなに大勢の人たちに囲まれていた。
 
               いつからだろう、こんな風になったのは?
 
「どうかしたんですか? せんぱい?」
 みんなが笑ってるなか、ひとりだけ考え込んでいたあたしに気づき、美佐緒があたしの
顔を覗き込む。
「ううん。なんでもないわ!」
 心配そうに見つめる美佐緒に、無理矢理笑顔をみせると、元気一杯に答えた。
 
    そう、答えなんかとっくの昔にわかってる。全てはアイツと出会った時から……
 
 あたしはそう考えながら、まだリアル鬼ごっこを続けているトロンたちを目で追ってい
た。
トロンと一緒に暮らしたこの数か月。ひたすらあの悪魔に振り回され続けた日々が、
走馬灯のように脳裏によみがえる。
 ろくな思い出なんか一つもありはしない。でも、いつのころからか、あたしはそれを当
たり前のように感じるようになっていた。
 
       あたしが勝手に思い描いていた、神姫との生活は夢と消えたけど……
 
              まあ、これはこれで、悪くはないかな?
 
今は、そんな風に思うようになっていた。
多分これからも、トロンとは泣いたり笑ったり、そしてケンカしながら一緒に歩いて行
くんだろう。
 
 
 
                  そう……どこまでもずっと……
 
 
 
                「これからもよろしくね……トロン……」
 
           あたしは誰にも聞こえないように、そっとつぶやいた。
 
 
 
 
 
 
 
 
                     「わんだふる神姫ライフ」
 

                         とりあえず
                          <完>
 
  
  
 

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わんだふる神姫ライフ 第44話

         その音は、レスティーアの口元から漏れる歯軋りだった。
 
『私はまた、トロンの奸計にまんまとのせられたというのか? <アデッソ エ フォル
チュナー>を用いてまでこの体たらくとは、なんたるザマだ!』
 レスティーアの怒りの度合いを示すかのように、長剣を握り締めた右手は、その柄すら
握りつぶさんばかりの勢いで震えている。
「レスティーア。気持ちはわかるけど、今は目の前の相手に、トロンだけに意識を集中さ
せなさい」
 優しく包み込むような姫宮先輩の声を背中に受け、レスティーアはハッとしたように振
り返る。先輩の瞳をレスティーアは黙って見つめていたが、やがて大きくうなずくと、ト
ロンの方へと視線を戻す。
 口笛を吹きながら、右拳や膝にP・Bの予備カートリッジを装填していたトロンが、レ
スティーアの視線に気づくとニンマリと笑った。
 
                    わんだふる神姫ライフ
 
               第44話    「決着」
 
 それはまさに、嵐のような剣戟だった。その一振りが巻き起こす風は烈風と化し、ソウ
ルテイカーの表面を流れすぎる度に、閃光とともに深い切り傷を残していく。
 でも、トロンだってやられっぱなしではなかった。その身体に刻み込まれた傷の幾つか
は、本来なら致命的なものだったろう。しかしトロンは“一重”で確実にその攻撃を捌きな
がら、その威力は半減したとはいえ、果敢に“半歩”を使い、レスティーアの間合いを崩し
反撃の隙をうかがっている様だった。
 あたしは息を飲みながら、ふたりの動きを追っていた。バトル開始時に比べれば、確か
にスピードも威力も落ちているかもしれない。
 でも、トロンとレスティーアが受けたダメージからすれば、ふたりの攻防は脅威的ともい
えた。そして、それは周りの人たちも同じ思いなのだろう、固唾を呑んでこの戦いの行方
を見守っている。
 大気を薙ぎながら迫り来る長剣を、トロンは身を屈めてやり過ごそうとした。
 しかし、トロンの頭をかすめて通過するはずの銀線は、突如その軌道を逆落としに変え、
トロンの旋毛めがけて振り下ろされる。
 その一撃の放つ気迫のせいか、髪の毛を逆立たせながらトロンは舌打ちすると、左手を
頭上へと突き出した。
 トロンは、なんとかその攻撃を“一重”で捌くことができたが、一条の光の線と化した刀身
は、ソウルテイカーの左拳に装備されたP・Bの射出機ごと切り落とすと、なおも下方へと
流れ落ちていく。
 レスティーアの剣が、ゆるやかなラインで形作られたソウルテイカーの腕部をすべり落
ちていくと、その肘のあたりに差し掛かった時、小規模な爆発が起き、激しい衝撃が剣を
強く握り締めたレスティーアの両腕を襲った。
 それがP・Bによるもとレスティーアが気づいた時には、トロンはレスティーア目掛けて
いきなり右手を突き出す。いぶかしげに見守るレスティーアのまえで、トロンの右肘の
パーツが百八十度回転すると、いきなり鋭いガス音とともにパーツの先端から発生したビ
ームソードがレスティーアめがけて射出される。
 だが、ほとんど距離がないのにもかかわらず、レスティーアは自分の腹部めがけて唸り
をあげて飛来するビームソードを間一髪で身を捻ってかわすが、代わりに彼女の腰に括り
付けてあった鞘が、乾いた音を立てて弾き飛ばされる。
 背後に向かって飛び去るビームソードを横目で見ながら、視線を前へと戻すレスティー
ア。トロンの右肘から一本のワイヤーが伸び、それを右肘のパーツが猛烈な勢いで巻き戻
しているのに気づくとハッとした表情になる。
「あれって、アンカーガン?」
 全体的にひとつに纏まった感じのするソウルテイカーだったけど、取って付けたような両肘
のパーツ。ビームソードの発生器にしては大きすぎると思っていたけど、まさかアンカーガン
としての機能まで持っていたなんて。
 あたしは狐姫との戦いを思い出し、トロンが今度はレスティーアに看板でもぶつけるつもり
なのかと思っていたが、ビームソードはレスティーアの背後にあるビルの壁面に深々と食い
込み、いくら引っ張ろうがピクリとも動きそうになかった。
 そして、かわりに他のモノが動いた。
『うおりゃああああッ!』
 トロンはワイヤーに引っ張りあげられると、不自然な体勢のまま、ものすごい勢いでレス
ティーアめがけて頭から突っ込んでいく。どちらかというとトロンの迫力に気圧されたレス
ティーアは咄嗟に対応が遅れ、もろにトロンの体当たりを受けてしまい、ふたりはもんどり
打って倒れこんでしまう。
『くそ。この期に及んで往生際の悪いッ!』
 アスファルトの上を転げまわりながら忌々しそうなつぶやき、トロンを押さえ込もうとする
レスティーア。トロンはそれを足で押し返そうと、悪戦苦闘している。
『クッ! お、往生際が悪いのがボクのチャームポイントだって、わ、忘れちゃった?』
 そのままふたりしてもつれ合ったまま、しばらく転がり続けていたが、鉄筋の剥き出し
になった建物にぶつかり、ようやく動きを止める。
 自分に切り掛かろうとするレスティーアの両腕をなんとか押さえ込もうと、必死になり
ながら背後の壁にしこたま頭を打ち付けたトロンが、目の端に涙を浮べながらレスティー
アに話しかける。
『痛ぅ~。それにさあ、切り札はギリギリまで隠してこそ、その威力も上がるんだよ。知
らなかった、レスP?』
 トロンはそこまで話すと、一点を見つめながら静かに微笑んだ。
 レスティーアは、カラカラに乾いた喉を少しでも潤すようにつばを飲み込むと、トロン
の視線の先を追った。自分の腹に押し当てられた、トロンの踵を……
 次の瞬間、レスティーアの腹部で破裂音が響き、猛烈な勢いで後ろに吹き飛ばされてし
まう。
「なっ、これってダブルフェイク? トロンのヤツ、最初っからこれを狙って……」
 あたしは、地面に横たわったままのレスティーアを黙って見やるトロンに、心の中で絶
句していた。
 
 トロンは、最初にレスティーアと接触した時、ワザと踵にP・Bがあるように振る舞い、
逆に彼女の油断を誘ったんだ。ソウルテイカーの踵に仕込まれたP・Bで、確実にレステ
ィーアにクリティカルダメージを与えるために……
 
『くそっ! ダメか……』
 悔しそうにつぶやくトロンの声に、あたしはトロンが何を言っているのか理解できなか
った。でも、トロンが睨みつける視線の先で、薄く白煙をあげる腹部に手を当てながら、
ゆっくりとレスティーアが身を起こすのを見て、あたしは思わず息を呑んでしまった。
 トロンの口調からも、さっきの攻撃は、起死回生の一撃とはならなかったかもしれない。
しかし、スクリーンに映し出されたレスティーアのL・Pの残量から見ても、今の攻撃が
彼女に少なからぬダメージを与えたのは間違いなかった。
 それでもレスティーアは、そんなことを感じさせず毅然とした態度のままだ。
 でも、それはトロンだって同じだった。レスティーアのあれだけの猛攻にも耐え抜き、
彼女の奥の手である<アデッソ エ フォルチュナー>に全身を焼かれながらも、身体を
襲っているであろう激痛を、おくびにも出そうとしない。
 もう、あたしにはわかっていた。ふたりは心身ともに限界を迎えており、この戦いが終
わりを迎えようとしていることに。
 あたしたちが見守るなか、レスティーアは静かに立ち上がると、真正面からトロンの金
色の瞳を見据える。
 その碧眼に、どれほど怒りの炎が渦巻いているのか、あたしは気が気じゃなかったけど、
レスティーアの双眼は驚くほど澄んでいた。
『トロン……私は貴様のような神姫と戦えることを、誇りに思う』
 レスティーアの唇が紡いだ言葉は、さらにあたしを唖然とさせた。
『……へぇ~。こりゃあ、ビックリだ……』
 トロンは呆けたような顔をしていたが、しばらくして、ようやくポツリとつぶやいた。
 レスティーアは、トロンのさも意外だと言わんばかりの口調に自分でもらしくないと思
ったのか、苦笑しながら目を伏せてしまう。
 でもその表情は、次にトロンの口をついて出た言葉に驚きのソレに変わる。
『はじめてだね。レスPと意見が合ったのはさ』
 レスティーア同様、トロンの言葉に驚きを隠せなかったあたしが、アングリと口を開け
たまま声の主を見つめていると、さすがにトロンも照れくさかったのか、咳払いをしなが
らレスティーアの方に向き直った。
『さて、お互いもう限界みたいだし、そろそろ決着つけようか?』
 晴々とした表情でそう話しかけるトロンに、レスティーアは静かにうなずいた。
 そして、あたしたちが固唾を呑んで見守るなか、トロンとレスティーアはどちらからと
もなく動いた。
 
                 黒き風と、蒼き風となって……
 
 あたしには……ううん。多分、この戦いを声もなく見つめ続ける人たち全てが気づいて
いるはずだった。
 もう余力の残ってないふたりにとって、これが最後の一撃になることを。
 そして、互いに攻撃を繰り出し、最後に立っていた者こそ、この戦いの勝者だというこ
とを。
 
『イエェェェ────────ッ!』
 レスティーアが、大上段へと振りかぶった長剣を、裂帛の掛け声とともにトロンの頭め
がけて一気に叩き付ける。
 だが、トロンは取り乱すことなく金色の双眼で、自分めがけて振り下ろされる銀光を睨
みつけていた。そして、その必殺の刃がトロンを切り裂く寸前、黒い影が音もなくレステ
ィーアの長剣へと伸びた。
『何ッ!?』
「そんな……」
 あたしとレスティーア。それぞれの口から漏れた言葉はまったく違えど、驚きに彩られ
ているという意味では同じだった。
 レスティーアの長剣は、天空に向け敬虔な祈りを捧げるように組み合わされたトロンの
両の手のひらに挟み込まれ、その動きを止めていた。
 
                     ── 白刃取り ──
 
 護身の武術にとって、奥義のひとつでもある真剣白刃取り。あたしは教えた覚えもない
その技で、トロンがレスティーアの渾身の一撃を止めた事に驚いていると、突然、組み合
わされたトロンの手のひらから強烈な閃光が漏れた。
 それが掌に仕込まれたP・Bによるものだとあたしが気づいた時には、レスティーアの
長剣は中程から折れ、その刀身が中天へと舞い上がる。
 
 攻守逆転! トロンは解き放たれた黒い矢と化して、レスティーアめがけて一気に突き
進む。レスティーアは咄嗟に腰に手を回すが、そこにあるべき鞘はなかった。
 
 凍りついたレスティーアを見ながら、トロンの口元に会心の笑みが浮かぶ。
 
          『うおおぉぉおァァああアア────ッ!』
 
その絶叫にも似た雄叫びは、トロンがレスティーアと初めて戦った時にあげたものと、
まったく同じだった。
 そして、トロンの総てを込めた黒い拳が、自分の身体に吸い込まれるのを静かに見つめ
ていたレスティーアは、そっと目を閉じた。
 
 
 
              その口元に、満足そうな笑みを浮べたまま……
              
 

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急いては事を仕損ずる……

  







                   今まで黙っていてごめんなさい。


                    実は私、女だったんです……。
















          はい! ミッションコンプリート!!







誰が決めたか知りませんが、何だか今日は公に人を謀ってもいい日らしいので、さっそく便乗してみました。



まあ、引っかかる人なんかいないでしょうですが(苦笑)。






さて、それでは本題に入りましょう。

本日は休日でした。しかも、給料が振り込まれた直後の休日!

収入があったのに、妙に軽い財布に助けられるようにして、宙を舞うような身のこなしで悪鬼覇薔薇にGOッ!!

まずは、いつものルートで暴苦巣に立ち寄ってみました。
いつも通り、2Fのフロアーをしばし物色。ここは、いろんな工具や素材などがあり、見ているだけでも楽しいんですよねぇ。

一通り見て回り、お次はフィギュア関係のコーナーに立ち寄りました。

ここで余談なんですが、暴苦巣ってフィギュア関係の陳列がすごくおざなりな感じがするんですよね。
箱なんぞも、まったく大きさを考えずに置いてあるもんで、目的の品を探すのに一苦労です。
もっとも、その乱雑さのおかげで、思わぬところでお宝と出会えることもあるので、これはこれで楽しいのですがね(笑)。

しばらくゴソゴソやってたのですが、ふと視線を変えると、見るも清々しい黄色のパッケージが目に飛び込んできました。


ああ、建子さん……今日も元気そうだなぁ。


もはや、主といっても過言ではない、不動の地位を確保している建子さんを見て、思わず微笑ましい気持ちになった私ですが、建子さんの横に置いてある箱を見て、一挙に現実に引き戻されました。



あの薄茶色の箱は、まさか……。


逸る心を抑えて、妙に安っぽい材質の箱を手に取ると、そこには巨ヌーのお姉さんが微笑んでおりました。


そう、イー姉さんの電撃カラーverが! しかも、2人もッ!!


考えるよりも早く、両手に1個ずつイー姉さんを鷲づかみにすると、一目散にレジへと向かいました。

本当ならばこの後、まだ寄りたいところもありましたし、買いたいものもありましたがもうそんなことはどうでもよろしいッ(というより、この時点で軍資金が底をつきました……)!

思いがけないイー姉さんとの再会に浮かれた私は、一目散に岐路に付きました。



今日は、イイ買い物をしたなぁ~。



車窓から流れ去る風景を横目で見ながら、そんなことを考えていた私でしたが、ふとここである考えが頭をよぎりました。


そういえば、イー姉の限定カラーって、電撃屋の通販で売ってたんだよな?



ここまで考えて、みるみる冷静さを取り戻していくわたくし。

自宅に戻り、さっそくPCの電源をON!
目指すは、電撃屋の通販サイト。

………………。




はは、なぁんだぁ。まだ、在庫あるじゃん!



またまた、やってしましました……。
まだ、普通に購入できるじゃありませんか!

何をトチ狂ったのか。あそこで買わねば、二度とイー姉さんを買う機会がないと何故か思い込んでしまったようです。ホント、何を考えているのやら、トホホ。

正直、これにはかなりヘコんだのですが、まだまだ不幸のコンボは続きます。

CIMG1117.jpg

今回イー姉さんを2人お迎えしたのですが……。

CIMG1118.jpg

実は、先住しているイー姉さんを入れると、一挙に4人になったりします。






もう、こうなったら、もう1人お迎えして「巨乳戦隊」でも結成しますか……。

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