神姫者の巣

神姫好きの、また~りとしたブログ

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武装神姫 クロスロード 第2話

               武装神姫 クロスロード

         第2話 「一列に並んで 歯ァ喰いしばれ!」  

「ほんとうに、すみませんでした!」
 膝にひたいがぶつかりそうな勢いで頭を下げるあたしに、店長さんは慌てたように話し
かけてくる。
「もういい、事情は聞いた。一ノ瀬君が取り乱すのも無理はないさ。さっ、もう頭を上げ
るんだ」
 労るような店長さんの口調に、あたしはしばらくためらっいていたが、やがて渋々とし
たがった。
「ほんとうにごめんね、リベルター」
 メンテナンスルームにある、神姫用の作業台に横たわるリベルターに、あたしはシュン
としながらあやまった。リベルターは、ギクシャクとした動きでこちらを向くと、乾いた笑いを
浮かべながら親指をビッと立ててくれた。
「あの、それで……」
「トロンくんの事だね?」
 あたしがおずおずとうなずくと、店長さんは白い歯に室内の照明を反射させながら微笑
んだ。
「トロンくんの身体を調べてみたが、これといって異常は見あたらないようだね」
「そう…ですか…あれっ?」
 トロンの無事を確認し、気が緩んだんだろうか、あたしはペタンと床に座り込んでしま
った。すぐに立ち上がろうとするが、まるで足に力が入らない。駆け寄ってきた店長さん
はあたしを抱き上げると、そばにあったイスに座らせてくれた。
「ご、ごめんなさい。なんか、気が抜けちゃったみたいで」
『隣さん……』
 照れ笑いを浮かべるあたしを、慌てて起きあがったリベルターが慈しむようなまなざし
で見つめている。
「ほんとうに、よかった。……でも」
 安堵とともにため息をつくあたしだったが、一つの疑問が鎌首をもたげかける。
「あ、あの、店長さん。一つ聞いてもいいかですか?」
「んっ、何かな? あらたまって」
「はあ。その、神姫って頭がなくても動くものなんですか?」
 あたしの問いに口ごもる店長さん。その横で、顔がブレてみえるほど首を横に降り続け
るリベルターを見るまでもなく、答えは決まっているのだろう。
「いや、さすがにそれは無理だろうね」
「だったら……」
 苦笑を浮かべる店長さんに納得できなかったが、あたしの心情を察してくれたのか、両
手をあげてあたしの問いを遮る。
「一ノ瀬くんの言いたいことはわかるつもりだ。だがこれは、トロンくんの出自に関係する
ことなんだ」
「あっ!」
 店長さんのつぶやきに、あたしは両手で口を覆う。


 そう、トロンは少し変わった経緯でこの世に生を受けた神姫だった。もともとは、悪魔型
の神姫ストラーフの評価試験用に製造された内の一体であり、ある事件がきっかけで半
身を失うほどの傷を負ってしまったのだ。
 そして、店長さんが修理を引き受け、後にDO ITの店頭にユーズド品として並び、あたし
と出会ったんだ。

「トロンくんは、神姫の“可能性”を模索されるために創られた存在だ。あるいは今回の現
象も、神姫の身体構造の柔軟さを試すために追加された機能なのかもしれないね……ん、
どうかしたのかい、一ノ瀬くん?」」
 急に押し黙ったあたしに、店長さんの心配そうな声が投げかけられる。
「あ、あはっ、あはははははははははははははははっ!」
「い、一ノ瀬くん?」
 突如室内に響きわたるあたしの笑い声に、店長さんが青ざめる。


 こ、こんな黒〇危機一髪みたいな能力を、トロンに与えたFront Lineの関係者各位! 
一列に並んで歯ァくいしばれッ!!


 あたしは、顔すら知らないFront Lineのみなさんに、怒りに身体を震わせながら
ツッコんだ。

「あっ!?」
 いまだに納得ができなかったが、とりあえず今日のところはトロンを連れて帰ってよし、
と店長さんからお墨付きをもらい会計をすませようとしてあたしは青ざめた。

              サイフはカバンの中だ!

 どうしようかと途方に暮れていると、いきなり肩をつかまれた。
「ぜぇ、ぜぇ……ほら、忘れ…もの…だ!」
 慌てて振り向くと、あたしを心配して後を追ってきてくれたのだろう。フルマラソンを
三セットぐらい完走したような顔をした陽子が、息も絶え絶えに立っていた。
「陽子、ありがとう……あれ? そういえば唯は?」
 目の前に突き出されたカバンを受け取り、サイフを取り出そうとごそごそやりだしたあ
たしは、いつも陽子に寄り添うように一緒にいる唯の姿が見えないことに気づき尋ねた。
 無言で一点を指す陽子。その指先をたどっていくと、入り口のあたりにもたれかかり、
ぐったりとした唯が店員さんに介抱されていた。

                      ※

「ごめんなさい、桜庭さん!」
 きっかり九十度の角度で頭を下げ、あたしは桜庭さんにあやまった。
「まっ、理由が理由だ。しょうがねぇさ」
 昨日の記憶がよみがえったのだろうか、桜庭さんはおなかをさすりながら苦笑する。
 暴走機関車と化したあたしがDO ITの店内を爆走した翌日。休日の朝一番からあた
しは再び店を訪れていた。理由はひとつ、あたしの暴走に巻き込まれた人たちに謝る
ためだった。
 とりあえず、あたしの姿を見たとたん、恐怖に顔を歪め足早に去っていく人は当事者と
判断し、無理矢理とっ捕まえひたすら謝った。
 こうして店内を一通り徘徊していたら、桜庭さんに会ったという次第だった。

『しかし、まっことすごい迫力じゃったのう。わらわはトナリに喰われるかと思ったぞよ』
 昨日の記憶がよみがえったのか、青ざめた顔で狐姫が話しかけてくる。
「あ、あははは、いやだなぁ狐姫ったら。そんなことするハズないじゃない?」
 あたしの乾いた笑い声に、狐姫は疑い深そうなまなざしを送るだけだった。
            
                     ※

「はぁ~~~!」
 桜庭さんと別れ、休憩所のソファーにもたれかかるように座り込んだあたしは、大きな
ため息を吐く。
テーブルに投げ出したバッグの中からは、世にも脳天気ないびきが聞こえる。あたしはも
う一度ため息をつきそうになったが、いきなり目の前に、缶コーヒーが差し出された。
「?」
 顔を上げると、見慣れた顔がふたつ、あたしを見下ろしている。
「ふたりとも……昨日はごめんね」
 陽子は苦笑いを浮かべながら、あたしの向かいのソファーに腰をおろす。唯もあたしに
缶コーヒーを手渡すと、陽子の横に腰掛けた。
「まったく、えれぇ目にあったぜ。それにしてもお前、ほんとに足速ぇのな。まるでダチョウ
みたいだったぞ?」
「あはは、いやだなぁ陽子ったら……もう少し雅な例えはないのかな?」
 散々ふたりに迷惑かけたのはあたしだし。そう考えながら拳とひたいに血管を浮かび上
がらせながらあたしは耐えるが、唇が耳元にめくれ上がっていくのを押さえることができ
ない。
「で、でも、良かったよね。トロンもなんともなくて」
 あたしの殺気を肌で感じたのか、全身にトリハダを浮かべながら、唯が話しかけてくる。
「それに、わたし心配しちゃったんだよ?」
「えっ、何が?」
「だって、昨日の今日でしょう? お店にきたら、“一ノ瀬さん、お断り!”みたいな張り紙
でもあったらどうしようかと思って……」
「ぶははっ! そりゃあ、あり得る話だな。 隣、お前店長さんの温情に感謝しねぇとな
?」
『う~ン。うるさいなァ!』
 文字通り、腹を抱えて笑いだした陽子の大声に、バッグの中から不満そうなトロンが顔
を出す。寝ぼけ悪魔と目があったとたん、何を思ったのか、陽子が急に真面目な顔になる。
「……なんともないのか?」
おそらく陽子は、昨日のことを言っているんだろう。

 まあ、首が取れても平然としている神姫なんて、誰が見てもおなじリアクションをとる
だろうし……

『フッ、何を隠そウ、ボクはミッドチルダの英知の結晶だからネ』
「……いや、そんなトンデモ設定、初耳だし……」
 鼻高々に(実際はめり込んでるけど)自慢話を始めたトロンに、あたしは脱力感に苛ま
れながらも、義務としてツッコんだ。
『それだけ元気なら、今日こそおれとバトルしようぜ、トロン!』
『そうです! 神姫としての本能かつ、燃える野獣のような闘争本能の赴くまま、トロン
に対戦を希望します!』
 テーブルの上に軽やかに降り立ちながら、黒姫がトロンを指さす。その後ろでは、キャ
ロも鼻息荒くうなずいている。
 トロンは、そんなふたりを眠そうな顔で黙って見上げているだけだった。
 事の成り行きを黙って見ていたあたしだが、次にトロンの口から紡がれる言葉を知って
いた。

                  答えは“NO”だ。

 レスティーアとの再戦が終わった後、トロンは一切バトルに興味を失ってしまったのだ。
しかし、あの激闘の後、 DO IT内でのトロンの評価はかなり上がったようだった。
後日、DO ITで行われたトーナメントにおいて、レスティーアが狐姫やタイガといった神姫
たちを抑え、見事優勝を納めたことがよけいにトロンの株を上げる結果となってしまった
みたいだった。
 そのため、噂を聞きトロンに対戦を希望してくる神姫はかなりの数に登ったが、そのた
びに、『ウッ、持病の癪ガ!』とか『いま喪中だかラ』と、のらりくらりと逃げ回っている毎日
だった。
 そんなトロンの態度に一番腹を立てていたのは陽子だった。もともと神姫に興味を持っ
ていた陽子だが、思い切って神姫を買った理由はトロンとレスティーアのバトルに触発さ
れたからだった。
 唯はそんな事を考えてはいなかったろう。でも、いつか自分の神姫をトロンと戦わせて
みたい。それが陽子の願望だった。それなのに、肝心のトロンがまったくとりあおうとし
ないのだ。
 トロンのそんな態度に、陽子はあたしに何とかするようにと言ってきたが、あたしは、
本人に戦う意志がない以上強要はできない、と陽子をなだめすかすことしかできなかった。

             でも、あたしは気づいていた。

 トロンは待っているんだ。レスティーアが再び自分に挑戦してくるのを……

 まるでバトルに興味を無くしてしまったかのようなトロンだが、あたしのパソコンに残
っているトレーニングプログラムの履歴を見てみれば、あいつの真意はあきらかだった。

              だからこそトロンは……

『ン~、そうだなァ。今ヒマだシ……マ、いっカ』
「へっ?」


     寝ぼけ悪魔の口からでた言葉は、あたしの予想を裏切るものだった。

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わんだふるな登場人物たち 番外編

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トロン『やあ、ボクはトロン。みんな、元気してたかな?』

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  隣「……あんた、だれに向かってあいさつしてんのよ?」
トロン『え? あ、いや。 まあ……リップサービスみたいなもんかな?』
  隣「??? …それよりどうしたのよ、ソウルテイカーなんか着込んで、バトルでもしにいくの?」
トロン『そういうわけじゃないんだけどさ。よく考えたらボク、ソウルテイカーの説明をあまりしてなかったなあ、なんて思ってね』
  隣「そういえば、あたしも必要最低限の説明しか聞いてないわね」
トロン『でしょ? スポンサーであるリンだって──あ痛ッ!? なんでブツのさ?』
  隣「そういやあんた、ソウルテイカー作るのに、あたしの貯金ぜんぶ使ったでしょう!」
トロン『また、そんな大昔の話をいまさら……』
  隣「大昔じゃね────ッ! だ、だいたい、あたしがあの後どんなに苦労したか……」
トロン『そういえば、みキチにパンツ売ったり、いろいろ大変だったよね?』
  隣「売ってね────────ッ!!」





                            ※






え~、なんだかむこうでエラい凄惨なリアルバトルがはじまってしまったようですので、ソウルテイカーの紹介は、私が引き継ぐことにいたします(汗)。

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◆「ソウルテイカー」

以前、少し紹介しましたが、ソウルテイカーはレスティーアとのバトルで敗れたトロンが、彼女に勝つというたったひとつの目的のために作った専用武装です。

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ストラーフを凌ぐほど卓越した近接接近性能を持つサイフォス。
そして、すぐれた剣技を有するレスティーアに勝つためにトロンが求めたものは、より優れた機動性を持つ武装。
そのため、ソウルテイカーは必要最低限の装甲、武装しか持っていません。

では、以下(脳内)公式設定を。

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一般的な武装に比べて、より柔軟な身体構造をもつソウルテイカー。これは、隣から教わった武術を最大限に生かすためである。
隣から学んだ武術は合気道をベースとした複合武術であるため、より繊細な動きを求められ、ソウルテイカーはかぎりなく人体に近い動きを可能としている。

その反面、ソウルテイカーは格闘を重視したためにハンドガンタイプの武装すら持たず、砲戦能力は皆無に等しい。ただ、これはトロンが仮想敵をレスティアーのみにしぼった結果であり、飛行、射撃能力に秀でた神姫には苦戦を強いられたものの、接近戦に限定した場合、ソウルテイカーは優れた性能を発揮した。
その設計思想から射撃武器の類をほとんど持たないソウルテイカー。だが、人間に近い柔軟性と隣から学んだ武術だけで戦いに勝ち続けるのが難しいことはトロンも気づいていた。
そのため、ソウルテイカーは他ではあまり見ることのない、一風変わった武装を持つ。

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◆「ペレットボム」(以下PB)
ソウルテイカーのメインウェポン。
指向性爆薬を封入した特殊弾体。
普段は機体各所に収納されているが、使用時に弾体がせり出し、接触した方向にのみ強力な爆発を引き起こす。
PBの最大の長所は、威力の割にスペースをとらないことであり、徒手格闘を行う際にもほとんど邪魔にならない。
現在、手のひら、手の甲、肘、膝、踵に装備されているのが確認されている。

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隣から学んだ武術は優れた防御能力をトロンに与えたが、あくまでそれは対人戦を前提としたものである。
だが神姫バトルでは、己の身の丈を超えるような武器、武装の類が多々あり、隣が教えた受けの技“一重”だけでは相手の攻撃を捌くにも限界があった。
そのため、画像のように“一重”で相手の攻撃を捌きながら同時にPBを爆発させ、ほんらいなら防御不能と考えられた攻撃も容易にかわすことが可能となった。
また、PBは相手の武器破壊や、使用したさい相手に衝撃を与え態勢をくずし反撃を有利に行えるなど様々なメリットをトロンに与えることになる。

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このように、トロンはPBを防御に多用する傾向にあるが、基本的にパンチ力に欠けるソウルテイカーにとってPBは攻撃の要ともなる。
とくに、ナックルガードにはPBが三発内蔵されており、これが一度にさく裂した際には対戦相手に多大なダメージを与えることが可能である。

優れた性能を持つPBだが、肘、膝以外の場所は、みな単発式であり、使用ごとに予備のカートリッジを装填し直さなくてはならないという欠点がある。
ただ、これはカートリッジの収納スペースの関係上やむを得ないことといえるだろう。

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PBの予備カートリッジは、太腿側面のラックの中に各15発づつ収納されている。

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◆「コンバットナイフ」

一般に流通しているものであり、神姫ショップや神姫センターなどで容易に購入することができる、何の変哲もないナイフである。
これといった特徴もないが、つかいどころが限定されるPBや長時間使用することのできないビームソード(後述)を補助するサブウェポンとして用いられる。トロンの旧武装から唯一引き継がれた武器である。
通常は、ラックと一体化したホルスターに収納されている。

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◆「ビームソード」
五指に内蔵されたビーム発生器により、ビームをソード状に形成して使用する。

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真紅の爪を彷彿とさせるビームソード。見た目の迫力は申し分ないが、ソウルテイカーに装備されたジェネレーターの出力の関係で見た目ほどの威力はもたず、使用時間も限られている。
実戦においては、相手への奇襲や逆に奇襲を受けた際の防御手段として使用することが多い。

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ビームソードは肘側面のユニットからも形成することができる。取り回しに難があるが、背後からの攻撃のさいに咄嗟の防御に使用できる。

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◆「アンカーガン」

ただ、トロンからするとこのビームソードはおまけのようなものである。本来は、ビームソードの基部ごと射出し、アンカーガンとして使用する。
この武器もまた、形状が大幅に変わったものの旧武装から引き継がれたものである。
旧タイプはハンドガンを改造したものだったが、新型は独立したユニットとして新造。威力、射程、牽引力などすべての性能が向上している。
奸智に長けたトロンはこのアンカーガンを愛用しており、過去のバトルでも攻防多岐にわたって使用し、対戦相手を翻弄した。
レスティーアとの再戦においても、彼女の奥の手である鞘を吹き飛ばし因縁の戦いに決着をつけるきっかけを作るなど貢献した。

                     


              

以上がトロンの専用武装、「ソウルテイカー」の詳細です。
口八丁手八丁で相手を翻弄し、戦いを優位に展開しようとするトロンにふさわしい、暗器もどき満載の武装でした(笑)。

では、そろそろあの二人に交代を……って、まだ闘ってんの、あいつら?


                              ※


トロン『痛だだだだッ! ちょ、ちょっとタンマ!』
  隣「うるさい! ちょうどいい機会よ、このさい徹底的に……」
トロン『そうじゃなくって上見て、上ッ!!』
  隣「上? あれ、ソウルテイカーの説明が終わってるじゃない! あんた、いつの間に解説したの?」
トロン『ボクにそんな余裕があるわけないだろ? 生き残るだけで精一杯だったよ!』
  隣「ふ~ん。 ……でも、ずいぶんくわしく説明してるわね」
トロン『…………ふん、こんなのうわべだけだね』
  隣「何よ! ソウルテイカーには、まだ隠された秘密があるっていうの?」
トロン『ふふ、もちろん。実はソウルテイカーは装着するだけで……』
  隣「ごくっ、そ、装着するだけで?」
トロン『装着するだけで……ナント! 全身の血行を良くし、急な発熱、下痢、歯痛もたちどころに治し、おまけに近所の野良ネコまで遠ざけるというスグレモ……』
  隣「ンな、武装があるか──────ッ!!」



トロン『あ痛たたた。……ホントにリンって、冗談の通じないつまらない人間だよね?』
  隣「状況を見てボケんかいッ! だいたいアンタはね……」
トロン『あっ、ちょっとまった!』
  隣「な、何よ?」
トロン『う~ん、なんか、時間切れみた……イ』
  隣「へ? あっ!?」

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トロン『なんかボク、ねむくなっちゃったヨ……』
  隣「あっ、コラッ! まだ、あたしの話は……」
トロン『ZZZZZZZZZZZZZZZ』


  隣「……はあ、ダメだこりゃ……」













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武装神姫 クロスロード 第1話

                     プロローグ

 
                    「ナイトメア」

『……ありがとう、カノン』
 巨大な長剣に身を預け、眠っているかのように身動き一つしない彼女のそばにしゃがみ
込むと、私は小さくつぶやいた。
 みだれた銀髪に隠れてその表情はわからなかったけど、わずかに見える口元には満足そ
うな笑みが浮かんでいた。

『あなたたちのおかげで……ようやく終わったわ』
『ですが、そのために失ったものは、あまりにも大きいのではなくて?』
 私のすぐそばから、苦渋に満ちた声が聞こえてきた。
『この戦い、確かにわたくしたちの勝ちなのかもしれない。でも……やり切れませんわ』
声の主は、頬にかかる輝く金髪を掃おうともせずつぶやくと、一点を見つめている。
 その視線の先には、鈍い光を放つ黒い甲冑に身を包んだサイフォスが、地面に膝をつき
微かに身体を震わせ泣いていた。
彼女の腕に抱かれた長剣に、無数の涙が零れ落ちる。

 だが、悲しみに包まれていたのは彼女だけではなかった。神姫をパートナーと認め、苦
楽をともに分かち合った人間たちもまた、同じ悲しみに包まれていた。

         自分の神姫を抱きしめ、声をあげて泣く人……

      無駄と知りながらも、何度も自分の神姫の名を呼び続ける人……

           ここには、悲しみ以外の何もなかった。


やり切れない気持ちになり、思わず逸らした視線の先で、あの人と目があった。
その表情はミラーグラスに隠れてわからなかったけど、こんな事件に巻き込んでしまっ
たというのに、あの人はただ黙って肯いてくれた。
 微かに微笑み返し、戦場となった店の中央を振り返る私の瞳に、巨大な残骸が映しだ
された。
かつては、その巨躯と驚異的な力でこの場を圧倒していた彼女も、無数の白煙をその身
からたなびかせ、いまは物言わぬ存在と化している。


          かつての私の仲間……ううん、私の“妹”。


 天に向かって千切れることもなく昇り続ける白煙は、この凄惨な戦いの犠牲になった者
すべての魂をやさしく包み、天界へといざなう道標にみえた。



         その時、私の頬をひとすじの涙が伝わり落ちた……
          
                      ※







“ 男勝りで血の気が多く、イノシシみたいに前しか見えてない乱暴な女の子

         でも、世界でただひとりのボクのマスター

 これは、ちょっぴりキレやすい1人の少女と、そんな彼女のことが大好きでたまらない
心優しい12人のストラーフたちの物語 ”





『……やっぱりサ、タイトルは“わんだふる神姫ライフ ~ リピュア ~”がいいと思
うんだけド……どう思ウ、リン?』
「……いや、いきなりタイトルがどうとか言われても……っていうか、イノシシみたいな
女って誰のことよ?」
 あたしは、制服の胸ポケットから聞こえてきた意味不明な問いに、眉をひそめてツッコ
んだ。

                 武装神姫 クロスロード

             第1話 「流れゆく(非)日常」

『アレ? タイトル変わってるヨ……』
「だから何の話よ?」
 眠そうな顔をしながら上を向き、不満気な声を上げるトロンに、あたしも釣られて視線
を空へと向ける。
 あたしの目に飛び込んできたのは、抜けるような真っ青な空と、ゆっくりと流れる白い
雲以外、別に何もなかった。

 でも、本当にいい天気だった。のんびりと過ぎていく午後のひととき。ときより優しく
頬をなでる風は暖かく、こうしているだけで不思議と心が安らぐ。
「……何やってんだ、隣?」
 そのままの姿勢で道の真ん中に突っ立ってボ~ッと空を見上げていたあたしは、いきな
り名を呼ばれ我に返った。声の方に振り向くと、目の前に不思議……というか、不信そう
な顔をした少女がふたり立っていた。
「えっ? あっ、陽子、唯。 いや~、あんまりいい天気なもんで……つい、ね」
 あたしと同じ制服に身を包んだふたりの女生徒は、クラスメートの佐山陽子と秋野唯だ
った。最近になって、ようやく名前で呼びあえるほど打ち解けた親友を前に、取り繕うよ
うに慌てて手を振ると、陽子が視線を空へと向けた。
「ま、確かに今日はいい天気だよな。授業も終わったし──格別だな!」
「そうね。ほんとうにきれい」
 大きく深呼吸しながら伸びをする陽子。唯も微笑みながら、ゆったりとした動きで空を
見上げる。そんなふたりを見ていたあたしも、再び流れる雲を目で追い始めた。

 どれぐらい時間が過ぎたのだろう。
 あたしたち三人は、背中に浴びせられた、けたたましい音をたてるクラクションの音色
で我に返った。
「あ、あぶねぇ。あやうく、あのお空に逝っちまうとこだったぜ」
「……」
「うん。ちょっとヤバかったかも」
 壁にぺたりと張り付きながらつぶやく陽子。いつもはおっとりとしてるくせに、脱兎の
勢いで逃げ出した唯も、今は放心したように路上に座り込んでいる。
 あたしも通り過ぎていく軽自動車を横目で見ながら額の汗をぬぐう。だが、なぜかあた
しと目があった運転手は真っ青になると、猛烈なホイールスピンとともに車を急発進させ
始めた。
「なんだ、ありゃあ?」
「さあ、急いでるんじゃないの? それにしても乱暴な運転ねぇ」
 あたしたちの疑惑のまなざしを背に、蛇行しながら車は猛スピードで去って行く。
『まったく、三人雁首そろえて何やってんだよ?』
『そうです。みなさんの行った行動は、一般常識かつ道交法的に見ても自殺行為です!』
 突然あたしの耳朶をうった非難の声に、苦笑しながら陽子と唯の方に目をやる。
 陽子たちの制服の胸ポケットからあたしたちをにらんでいたのは二体の神姫だった。
「あはは。ごめん。黒姫、キャロ」
 照れ隠しに頭をかきながら、陽子の神姫、ストラーフMk・2の黒姫と、唯の神姫、ア
ーンヴァルMk・2のキャロに、あたしは謝った。
 もともと神姫を持っていなかったふたりだが、トロンとレスティーアの戦いに感銘を受
けたらしく、ついに神姫の購入に踏み切ったらしい。
「それにしてもねぇ」
 あたしはあごに手を当て、物思いにふける。
 陽子たちの神姫は、Front Line社の最新モデルであり、その人気は尋常では
なく常に品薄の神姫だった。かくゆうあたしも、目の前で動いているのを見るのは初めて
だったりした。
 どんな非合法な手段を使って手に入れたのか? と聞いてみると、ふたりでこの神姫の
発売日の前日から店の前に並びクジで当選を決めた結果、見事最新型の神姫をGETした
と陽子はムッしながら教えてくれた。
『な、なんだよ隣、その顔は?』
 当人たちを見ながら考え込んでいたあたしは、黒姫の声で我に返った。
『そ、そうです。論理的かつ倫理的に検討しても、私たちに非はありません! でも、暴
力反対です……』
 唯のポケットから目だけのぞかせ、キャロも相づちをうつ。
「へ? 何よ、急に?」
 あきらかにおびえているふたりを見比べながら、あたしは眉間にしわを寄せる。
「大丈夫よ、キャロ。隣ちゃんは怒ってなんかいないわ。それが証拠に……隣ちゃんが本
気で怒ったら、ここら辺一帯はいまごろ血の海になってるわ」
 そう言いながら、唯はキャロの頭をやさしくなでる。


            ねえ、唯。……今の、フォロー?


「そうだぞ黒姫。隣はガサツで目つき悪ぃから、いつもメンチ切ってるように見えるだけ
だ、気にすんな!」
 陽子は黒姫の頭をぽんぽん叩きながら、陽気な口調で話しかける。

 
            陽子にガサツとか言われたくないかな?


『……なあ、隣。ところでトロンのヤツ、あのままでいいのか?』
『そうです、隣さん。可及的かつ速やかな対応を希望します』
 あたしが怒りに身体を震わせながら、心の中でツッコんでいると、いくぶん落ちついた
黒姫とキャロが遠慮がちに話しかけてくる。
「へ? トロン?」
 ふたりがピンポイントで指さす先に視線を向けると、暴走車にはね飛ばされたのか、は
たまたあたしが無意識に投げ飛ばしてしまったのか、目の前の塀に、トロンが見事なくら
い垂直に突き刺さっていた。
「ちょ、ちょっとトロン。大丈夫?」
 慌てて駆け寄るあたしに、くぐもった声が応じる。
『まるで車に跳ね飛ばされてテ、そのまま塀に頭から突っ込んだみたいに身体中が痛いヨ
……』
 ツッコミどころ満載なトロンの状況説明に、反射的にいつもの対応をしそうになったが、
ぐっとこらえる。
「もう少しがまんして、すぐに助けてあげるから!」
 あたしは、塀から生えているトロンの両足を鷲づかみにすると塀に片足をかけ、力のか
ぎり引っ張った。
『痛だだだだだダッ!? ちョ、リンッ、痛いっテ!』
「お、おい! 隣?」
「落ち着いて、隣ちゃん!」
 あまりに無鉄砲なあたしのレスキュー活動に、陽子と唯が慌てて止めにはいるが、かえ
ってあたしを勢いづかせるだけだった。
「ぬおりゃぁぁぁああああああっ!!」
渾身の力をこめてトロンを引っ張っていると、スポンッという音とともに、急に腕が軽
くなり、あたしは後ろに向かって倒れ込む。
 まったく無防備のままひっくり返ったが、とっさに受け身をとったおかげで大事にはい
たらなかったみたいだ。
「痛たた。 だ、大丈夫、トロン?」
『う~ン。……なんカ、まだ目の前がまっくらなんだけド……』
 腰をさすりながら手元に話しかけるが、なぜか返事は塀の方から聞こえる。いぶかしげ
にトロンに目を向けると、あるべきはずの頭が、きれいさっぱり消えていた。

「ぎゃぁぁぁああああああああああああああああっ!?」

 あたしのはた迷惑な絶叫が、閑静な住宅街に響きわたった。

                      ※

 パニック状態になりながら塀からトロンの頭を取り出したが、どうしていいかわからず
おろおろしていると、トロンはやおらあたしの手から頭を奪い取り、何事もなかったかの
ように自分の身体にあてがった。
「ほ、ほんとに大丈夫なの?」
 あたしは狼狽しながら、目の前で頭を左右に動かし、位置の調整を続けるトロンに恐る
恐る尋ねた。
『まあネ。神姫だったラ、これぐらいのことはお茶の子さいさいサ!』
 根拠不明の、自身に満ちた笑みを見せるトロン。
 視界の端に映ったキャロと黒姫の表情から、こんな芸当ができるのはマイ神姫だけだと
すぐに悟ったが、あたしはとりあえず胸をなで下ろした。
「お前、ホントにスゲぇな?」
 半ば呆れ、半ば感心するような口調で陽子が話しかける。
『まあネ、ボクはすべての神姫の頂点に君臨する存在だかラ……あレ?』
 身体をそっくり返し、自信満々に答えるトロンだが、次の瞬間、頭がボトリと地面に落
ちる。
「とととと、隣ちゃん、これやっぱりダメだよ! すぐにトロンをDO ITに連れてい
った方がいいよ!」
 ふるえる声でトロンを指さし、青ざめた顔で話しかけてくる唯の言葉を耳にしたとたん、
トロンを両手で抱き抱えると全力で走り出した。
 後ろで陽子と唯の声が聞こえたが、あたしの耳にはまるで届いてはいなかった。
             
                     ※

 自動ドアを突き破らんばかりのいきおいで、あたしはDO ITの店内に突入する。
「どいて、どいて、どいて……って、そこどけ─────ッ!!」
 がむしゃらに突っ走るあたしに気づき、店内がいっきょにざわめく。頭やら肩にやわら
かいモノがぶつかるが、今のあたしには気にしている余裕はなかった。
「よう! 一ノ瀬ちゃんじゃねえか。どうした、そんなに急い──ぐはっ!?」
 なんか桜庭さんの声が聞こえたような気がしたが、頭にめり込む肉の感触が消えると同
時に大質量の物体が背後に流れ、桜庭さんの蛮声もとだえてしまう。

 後に、この光景を目撃していた人々(神姫込み)が口をそろえて、「まるで、〇った猪
みたいだった!」と、回想するあたしの爆走は、一階奥にあるメンテナンスコーナーにた
どり着くことで終わりを迎えるはずだった。
『あっ、隣さ……って、い、いやぁああああああッ!?』
 カウンターの上で、帳簿のようなものになにやら書き込んでいたリベルターが気配に気
づき顔を上げるが、カウンターに激突せんばかりの勢いで迫るあたしと目が合うや、恐怖
に顔を引きつらせ、魂をかき消すような悲鳴をあげながら逃走を始めてしまう。
「待てえぇぇえええぃっ! 逃げるなぁぁああああああっ!!」
『ひぃいいいいいいいっ! 喰べられるぅううううううっ!!』
「だれが、喰うかぁぁぁああああああああああああああっ!!」
 意味不明な言葉を叫びながら、なおも逃げるリベルター。しばらくカウンターをはさん
で併走していたが、リベルターの姿がカウンターの後ろに消えるのを見るや、あたしも一
足飛びにカウンターを飛び越える。

 後に、この光景を目撃していた人々(もちろん、神姫込み)が口をそろえて、「まるで、
獲物に襲いかかる〇った人喰い虎みたいだった!」と回想するが、今のあたしにはどうで
もいいことだった。
 カウンターの裏側で、頭を抱えガタガタと震えているリベルターを見つけると、あたし
は電光石火の速さでリベルターを鷲掴みにし、渾身の力を込めて頭上高く掲げた。
『ぐ、ぐぐぐ、ぐる…ちぃ……』
「リ、リベルターッ! お、お願い、トロンをなんとかして。急いでっ! 今すぐっ!!
ハリーアップッ!!!」

 みるみるドス黒くなるリベルターの顔を見ながら、あたしは涙ながらに懇願した。

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わんだふるな登場人物たち その3

               □ 姫宮かおり(ひめみや かおり)

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落ち着いた雰囲気を漂わせ、理知的な整った顔立ちを持つ、隣と同じ学校に通う高校三年生、18歳。

つねに他人に対する気配りを忘れない優しい性格の持ち主であるが、その温和な性格とは裏腹に、過去に武装神姫バトル全国大会に数度出場するなど、神姫オーナーとして優秀な一面も併せ持つ。

トロンからは、『かおリン』の愛称で呼ばれている。


他者と接しているときにはつねに笑みを絶やさないかおりだが、時折、その表情に一瞬陰がよぎることがある。
これは、過去に<ナイトメア>と呼ばれた事件にまきこまれたためであり、この事件のあと、かおりは神姫を戦わせるということに深い疑念を持ち、一時は神姫バトルから距離をおいていた。

だが、かおりの神姫であるレスティーアの再三の懇願により、自分の考えを曲げ、再び神姫バトルへとその身を投じることになる。
平穏な生活をとりもどしたかおり。だが彼女は気づいていた。この平穏はつかの間の物であり、<悪夢>はまだ終わっていないということに……。


                             ◆



                        □ レスティーア

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◆ タイプ:騎士型MMS サイフォス

◆ 所持スキル <アデッソ・エ・フォルチュナー> 他

姫宮かおりが所有する神姫。
騎士道を重んじ、主であるかおりのことを『姫』と呼ぶなど、その立ち振る舞いは騎士(サイフォス)そのものである。

なぜか、トロンからは『レスP』の愛称で呼ばれる。

己の剣ひとつにすべてを託し戦うことを好むため、得手不得手がはっきりとしてしまい神姫ショップ「DO IT」でのランクは中堅に位置するが、その剣技はすさまじいの一言に尽き、一度距離を詰められたが最後、上位ランカーといえどもレスティーアと互角に戦えるものはほとんどいない。


妥協を許さぬ性格は剛直そのものであり、そのため融通が利かず、他の神姫やそのオーナーといざこざをおこすことも多々ある。
この性格ゆえに、はじめはいい加減な性格のトロンを蛇蝎の如く忌み嫌っていたレスティーアだが、トロンとの戦いを通して彼女の隣への想いの強さを知り、徐々にトロンへの態度を軟化させてゆく。

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レスティーア愛用の長剣。

レスティーアは、サイフォスの基本武装である「コルヌ」は使用せず、この細見の剣ひとつを携え戦いに赴く。これは、レスティーアのライバルにして親友であった神姫の形見である……。

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以前は「黒騎士」の二つ名で呼ばれていたレスティーア。だが<ナイトメア>と呼ばれた忌まわしい事件が、彼女の運命を大きく変えてしまった。

事件後。かつての己を捨て、普通のサイフォスとして生きる道を選んだレスティーアだが、彼女もまた、かおりと同様に<悪夢>の終わりを信じてはいない。






もし、<悪夢>がふたたびすべてを覆わんとする時、レスティーアは、かおりや大切な仲間たちを守るため立ち上がるだろう。







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「黒騎士」として……。









はい! 今回もお付き合いただき、ありがとうございました。

SS登場人物紹介その3。今回は「姫宮かおり」と彼女のパートナー「レスティーア」の紹介でございました。


それにしても……第一部が終わってけっこう経つのに、いまだにこれしか紹介できないってどうよ、自分?



と、自分を軽く戒めながら続きをば。


まずはレスティーアのマスター、かおリンこと姫宮かおりです。
前回隣を作った時と同様、ピンキーを素体に使おうかと思ったのですが、どうも全体のバランスがイメージと会わず使用は断念……もっとも、ピンキー自体が手に入れられなかっというのもあるんですけどね(苦笑)。

そこで、今回は手元にあったいろんなブツを組み合わせて、かおりを作ってみました。

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ずいぶん長い事イジッてましたが、やはりどうもうまくいきませんでした。まあ、イメージ的にはこんな感じと見てもらえれば幸いです。
それにしても、ライバル神姫のマスターという立ち位置としては、かおりに今一つ活躍の場をあたえてやれなかったのは少しばかり後悔しています。
このSSは、隣視点でストーリーが進みますのでやむを得ないところかもしれませんが、第二部では、もう少し彼女にもスポットライトを当てたいところですね。

そして、今回紹介するもう一人の登場人物。レスティーアことレスP……じゃなかった。逆ですね(汗)。
トロンのライバルにしてイヂられ役のレスティーアです。

トロン&ソウルテイカーと同じ時期にことに完成してましたが、かおりの製作が難航したために、こんな時期になっての紹介となりました。。

ちなみに、レスティーアの項目のラスト二枚の画像は、彼女が黒騎士と呼ばれていた当時に使用していた専用武装「アヴァロン」です。このカラーリングから、レスティーアの二つ名が決まりました。

ネタばれになりそうなので武装は外してあります(本当は未完成……)。
かおり同様、イマイチ日の当たらなかったレスティーアですが、第二部では活躍する予定です。



さあて、勢いに任せて、お次は美佐緒&ガーネット! といきたいところなんですが……残念ながら、この二人に関してはまるで作業が進んでないのが現状です。

なんとかしないとな、トホホ……。

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あたい 見ちゃった……新世界!

え~、昨日の事なんですが、逝ってまいりました ドールショウ37!

本来なら、昨日が開催日だということも知らなかったのですが、とある武装紳士さんのブログをのぞいていたところドールショウの開催の記事が載っており、予定を変更していざ出陣!

浜松町で下車。さっそく会場に向かったのですが……。
いかんせん、今回が初めてだったもので場所がよく分からず、しばらく付近をウロウロしていたのですがなんとか到着しました。


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会場前です。さっそくデジカメで撮影を、と思ったら、バッテリー容量が不足していますの表示が……。
まさか、こんな冗談みたいなシーンを自分で演じるとは夢にも思いませんでした(泣)。

慌てて携帯のカメラで撮りなおしました。なんかこの時点で暗雲立ち込めている感じがしたのですが、とりあえず場内に入ります。

本来なら、ここから数々の画像を載せたいところでしたが……実は、1枚も写真を撮って無かったりします。スミマセン(泣)。

もともと、会場内の写真撮影は禁止でしたし、ディーラーさんのブースの撮影は、お願いすればたいてい快く撮影を許してくれそうでしたが、根がチキンの私はついに声をかけることができませんでした(ハア)。

でも、3、4、5階と3つのフロアーを使い、所狭しとドール関係のグッズが並んでいたのは壮観の一言でした。最初は、ひたすら場の雰囲気に圧倒されていましたが、後半は一つ一つのブースをゆっくりとのぞいていく余裕ができましたしね。


さて、今回なぜ急にドールショウに参加する気になったかというと、実はSSにでてくるガーネット用のゴシックドレスを探すためでした。
メーカー品のドレスはすでに数種類持っているのですが、どうもイメージと違いまして……ここならひょっとして、と思いたっての訪問でした。









結果としては空振りに終わったんですけどね……。

まあ、ある種賭けでしたし、覚悟もしていましたが……残念です。


ただ、各ブースを渡り歩き、ディーラーさん渾身の作品を見て回って、そのレベルの高さに正直驚きました。
特に、神姫サイズの布服はため息つくほどの出来であり、しばらくブースの前で見入ってしまいました(ディーラーさん、営業妨害してすみませんでした)。


けっきょく買い物らしい買い物もせず、心情的には凹んどりましたが、会場に流れた「ドール用の靴を片方預かっております云々」のアナウンスを聞いた時には、思わず笑ってしまいました。
こういう忘れ物、落し物も、こういった場所ならですね(笑)。


今回は残念な結果に終わりましたが、ぜひ次回のドールショウにも行ってみたいものです。


では!

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我が家の神姫たち その9(?) 

ふう、何とか間に合った。

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姫騎士型MMS アウゼレーネ(改) 「アネット」です。

長らく行方不明となっていたアネットの、補修&プチ改造が終了しました。
なぜかGWに間に合わせようと、ここ数日間必死に作業していたのですが、良く考えてみれば誰が待ってるわけでもないわけですし、こんなに慌てる必要もなかったんですよね(苦笑)。

それではまず設定を……と思ったんですが、設定関係は以前掲載してるんですよね。
いまさら、あの長ったらしい設定を乗せるのもなんですし、興味のある方は「我が家の神姫たち その7」を見てみてください。

http://sinki1165.blog.fc2.com/blog-entry-41.html

それでは、恒例(?)の全身図を。

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まずは正面。

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左右。

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最後が背面です。

このアネットは、基本的にセイバーがモチーフであり、それにカボチャ型のスカートアーマーを付けたら似合うのでは? という単純な発想で製作しました。

どうでしょうか? 少しは雰囲気でていますかね?



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上の画像は、以前撮影したものです。実は、外観的にはリニューアル後と比べてほとんど変化がありません(笑)。
外観でいじった箇所と言えば、頭部の王冠と髪の色が若干白くなっただけですしね。しかも、この二点も「王冠本体が無くなってた」とか「保管方法が劣悪で、髪の塗装がはげていた」などやむを得ぬ理由のためだったりします(汗)。

それでは、今回の「改修」と銘打った作業が何かと申しますと、ひとえにスカート型アーマーに集約されます。
自分としては、スカート型アーマーこそ姫騎士型神姫のキモと思っており、設定でもこのアーマー内に多種多様の装備を内蔵するというものでした。

ところが、改修前のアーマーはポロポロ落ちる!
落ちたところをはめ込むと、反対側がポロリ。イライラしながらそれをはめると、今度は別の箇所がポロリ!


               ムキーッ! やってらんね────ッ!!


ってな感じです(笑)。


この程度の保持力では、アーマー内に武装を仕込むなど夢のまた夢。というわけで、今回の改修はスカート部分を中心に行いました。


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上の画像は、以前本体とアーマーの接続に使用していたもので、シュメッターリングのパーツを使っていました。素体との接続だけなら、純正品の強みで問題ないのですが、やはり材質的に強度が足りません。

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そこで、代わりに白羽の矢が立ったのがコレ。

武装紳士必携のお助けアイテム。「パラべラムシリーズ」です。
長いことほこりをかぶっておりましたが、ようやく日の目をみる時がやってまいりました!

このパラべラムと、リボ球のダブルジョイントを使用した結果、かなりの保持力を得ることができました。
これに合わせてアーマー内の各種装備も製作し、完成と相成りました。

それでは、続きとまいりましょう。


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アウゼレーネタイプの基本武装は、腰に下げた二本の実剣。

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そして、本機の特徴のひとつでもある、騎士型プチマシーンである。

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プチマシーンとの連携により、基本的に高い戦闘能力を維持たアウゼレーネ型だが、真の特徴は機体に取り付けられた四枚のスカート型アーマーにある。
高い防御性をもつアーマーだが、その内側にはかなりのスペースがあり、多種多様の追加武装を施すことが可能である。

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「突撃用大型ブースター」
飛行用にも使えるが、どちらかというと短時間で敵との距離を詰めるために使用。

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「ガトリング・キャノン」
威力、速射性、双方に優れた能力を誇る本機の主兵装。

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「大型クロー・アーム」
アウゼレーネやプチマシーンの射撃をかいくぐり、肉迫した敵を迎え撃つ切り札。
この巨大なクローに一度捕まったが最後、逃れることは至難の技であろう。

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<エディプル・フラワー>
全てのアーマーを展開して攻撃を繰り出す、アウゼレーネタイプの共通スキル。
四枚のスカートアーマー内の追加装備をすべて射撃用武器に換装した場合、その総合火力は恐るべきものになるであろう。





はい、ご清聴ありがとうございました。
これにて、姫騎士型MMS アウゼレーネ「アネット」の解説を終わりにしたいと思います。

ようやく、自分でも満足したものになりました。
今回はあまり時間を取れなかったので、必要最低限の追加武装しか用意できませんでしたが、そのうちにミサイルポッドとか他の武装をつくりたいですね。

さて、最後になりましたが、この場を借りて白状しておきたいことが一つあります。
今回の作業で、「スカートアーマー内の武装は、基本的にアーマー内に納める」というのを目標にしていましたが、サイドアーマーの大型クローだけは無理でした(汗)。
やむを得ず、クローのみは差し替え式となっております。指がなければなんとか収まるんですがねぇ……。



さぁて、次は何を作ろうかな?



では!


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ただいま……爆ッ! 作業中ッ!!

なんか、アレなんですって? 今世間じゃゴールデンナンタラとかの真っ最中なんですって?
……それって、美味しいんですかね?


…………ふぅ、スッキリした。


いや、のっけからすみません。GWとは無縁なもので、つい……。
では、一通り愚痴ったところで本題に移りたいと思います(笑)。


前回の記事でも少し触れましたが、40K関係のミニチュアの製作をしているときに、思いがけない物を発見しました。

それは、コレ!

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以前作った姫騎士型神姫の「アネット」です。
長らく行方不明になっており、半分あきらめていたんですが、まさか40K関係のミニチュアをしまっていたダンボールに放り込んでいたとは……いくら探してもみつからないわけですね(苦笑)。

せっかくみつかったのも何かの縁と、ただいまこのアネットの補修&改造にとりかかっています。
ことに作業は終盤に差し掛かってますので、うまくいけばGWの後半ぐらいには紹介できると思います。


さあて、あともうひと踏ん張りだ!!



あっ、あともう一つ書くことがありました。
前回の記事で書き忘れてしまいましたが、わんだふる神姫ライフの終了記事に(自分基準で)多くのコメント、拍手をいただきありがとうございました。
意外と読んでいてくれた方がいたんだなあ、と驚きを隠せませんでした。

とりあえず、SS第二部もプロットもほぼ完成し、現在執筆中です。

前のままでも良かったのですが、タイトルも「武装神姫 クロスロード」と一新しました。
近日掲載予定ですので、暇なときにでも読んでいただければなぁ、などと考えております。

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