神姫者の巣

神姫好きの、また~りとしたブログ

ふふ、あと13日DEATH!

え~、最近めっきりと寒くなってきましたが、みなさまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか?

おひさしぶりでございます。シロで……。


え? 「お前、誰だ?」ですって?


…………










                オレだよ! オレオレッ!!








え~、わたくしの今の心境を、某悪質な犯罪風に表現してみました。

いや、ホントおひさしぶりです。


先月の後半からはじまった夜間勤務ですが、現在も継続中だったりします。
夜勤の話を持ちかけられたとき、去年はかなり楽でしたので軽い気持ちで引き受けたのですが考えが甘かった。

とにかくハード、嫌になるぐらいハードな日々を満喫しております(泣)。

おかげさまで、今月に入ってからはろくにPCの電源を入れる暇もない始末。


こんな状況ですので、年内の更新頻度はかなり落ちると思います。
ストックはあるので、機会をみてSSだけでもUPしたいと考えてるんですが……。


なんか愚痴っぽい記事になってしまいましたが、とりあえず生存報告ということでお許しを(汗)。



それにしても……。







あ~、他の武装紳士さんたちのブログを見にいきてーッ!!




※追記 なんかこの記事書いた直後に、無性にブログ巡りがしたくなり一部の(さすがに全部は無理でしたが)武装紳士さんのブログをひさしぶりにのぞいてきました。

非常に満たされた時間でしたが、はっと気づくと日付が変わってまスた……。





ふふ、でも後悔はしない!

スポンサーサイト

PageTop

武装神姫 クロスロード 第23話

                 武装神姫 クロスロード

          第23話 「戦い終わって……地、固まる?」        

 アクセスポッドが音もなく開き、トロンを肩にかつぎ上げたリューネの姿があたしの目
に飛び込んできた。
「トロン!」
 あわてて対戦席めがけて走り出す。リューネはあたしに気づくと、コンソールの上にそ
っとトロンを横たえる。
「しっかりして! トロンッ!!」
『トロンちゃん、目をさまして! お願い!!』
 あたしの呼びかけに反応がないトロンに、気が動転ルーシィがすがりき、泣きじゃくり
ながら激しくトロンの身体
をゆすりだした。
 あわてて止めようとしたが、ルーシィの後ろから小さな影があらわれ、ルーシィの動き
を制した。
『リベルター…さん?』
 うなずきながらルーシィと入れ替わると、リベルターはトロンの身体を調べはじめる。
『だいじょうぶ。思ったほどトロンのダメージはひどくないわ』
 しばらくして、微笑みながら話しかけてきたリベルターの声に、あたしとルーシィの安
堵のため息が重なる。
『……うっ!?』
 あたしたちの話し声に刺激されたのか、短いあえぎ声とともにトロンが目を覚ました。
「だいじょうぶ、トロン?」
『ここ…は?』
 まだ焦点の合わないのか、トロンは何度か頭を振って意識をはっきりさせようとしてい
た。
「くす、何寝ぼけてんのよ!」
 苦笑を浮かべながら、現状を説明しようとしたが、それよりトロンの意識が覚醒する方
が先だった。反射的にトロンは起きあがろうとした。
『ぐっ!?  ……痛てててて!』
『だ、だめだよトロンちゃん、じっとしてなきゃ』
 全身をおそった激痛に、顔をゆがめて身体を丸めるトロン。あわててルーシィを抱きか
かえる。
『……でも、まだバトルが……』
 おそらくトロンの記憶は、リューネとのバトルの途中で途切れたままなんだろう。
『何いってるの、トロンちゃん。このバトル、トロンちゃんが勝ったんだよ?』
『えっ?』
 ルーシィが指さす先を追い、トロンが頭上を見上げる。しばらくトロンは電光表示版に
浮かんだ文字を惚けたように見ていたが、みるみる顔が険しさを滲ませていく。
『……そんな、確かボクは……』
 ようやく、トロンの記憶は完全につながったみたいだった。射るような視線を背後に送
る。
『わたくしに何かご用でして、トロンさん?』
 冷ややかな口調でたずねるリューネに、トロンの表情がいっそう険しくなる。
『……ボクは、勝ちを譲られたってこと?』
 押し殺したような声音でつぶやくトロン。
『譲るも何も、こんな不毛な戦い続けるだけ時間の無駄と言うものですわ。それに……わ
たくしの専門はエーアストや使徒でしてよ? 神姫の皮をかぶったゾンビの倒し方など存
じませんわ』
 肩をすくめながらリューネはそういうと、天堂さんの方へと歩み去っていく。トロンはリュ
ーネの後ろ姿には目もくれず、悔しそうにうつむいたままだ。
『……トロンさん』
 いきなり名を呼ばれ、トロンはハッと顔を上げる。。
『貴女の“覚悟”、確かに拝見しましてよ?』
『……グリューネワルト』
『リューネでけっこうですわ』
 そういいながらリューネは振り返る。このバトルで、トロンの覚悟の強さを知ったため
だろうか。
 もうリューネの瞳にはトロンに対する偏見はなくなったみたいだった。その顔に浮かん
だ笑みは慈愛に満ちていた。
 リューネの豹変っぷりに、惚けた顔をしていたトロン。いきなり横合いから腕が伸びて
きて、無理矢理トロンの身体を起こそうとする。
『ちょ? 痛ッ! 痛いって──レスP!?』
『うるさいッ! 耳元でがなり立てるな!!』 
 レスティーアは、トロンに肩をかしながら怒鳴り返す。でも、その口元には笑みがこぼ
れていた。
『……まったく、きさまというやつは……』
『痛だだ、って、いま何か言った、レスP?』
『なんでもない!』
 照れ隠しの意味もあったのかな。トロンの問いにレスティーアの声のトーンが少し上る。
 そんなレスティーアを怪訝な顔で見るトロン。あたしと姫宮先輩は、顔を見合わせなが
ら思わず笑ってしまった。   

                         ※

 とりあえず、いつまでもシュミレーターを独占するわけにもいかず、トロンの修理をか
ねてあたしたちはメンテナンスルームへと場所を変えた。レスティーアやルーシィの助け
を借り、トロンは作業台に横たわる。
『まったく、なんともみすぼらしい姿ですわね?』
『……おかげさまでね』
 そういうリューネだって、さっきのバトルで片腕を失っている。でもそのことはおくび
にもだそうとしない。トロンはそんなリューネを見上げながら、憮然とした態度で答えた。
 あたしは、なおも口げんかを続けるトロンたちをだまって見ていたが、やがて二人の間
に割って入った。
「でも、さっきはうれしかったよ、トロン」
『ど、どうしたのさ、急に?』
 触れんばかりの距離まで顔を近づけささやくあたしに、トロンは気圧されたように後ず
さる。
 とぼけたって、あたしの言葉の意味は、ロンだってわかってるはずだ。照れ隠しの意味
もあったのだろう。トロンはプイと横を向くと、あたしがいくら話しかけてもこちらを見よう
ともしなかった。
 あたしは苦笑しながら、あらためて作業台のトロンを見た。

 それにしても、ソウルテイカーはひどいありさまだった。右肩のアーマーはきれいさっ
ぱり吹き飛び、両腕もひしゃげ、あらぬ方向を向いている。それ以外の場所もリューネの
剛拳を受けたせいか、あちこち盛大にヘコんでいた。
「はあ!」
 思わず口から特大のためいきがもれる。

             いったいコレ、修理代いくらかかるんだろう……

「ねえ、リベルター。このヘコんだとことかさあ、これって熱湯とかかけたら元にもどん
ないかな?」
『えっと、ピンポン球じゃないんで、さすがにそれは無理じゃないかと……』       
 少しでも修理代を浮かそうと、ダメもとで聞いてみるが、ひきつった顔のリベルターに
即、否定されてしまう。
『あのさあ、リン。ボクの身体よりソウルテイカーの方が大事なの?』
 がっくりとうなだれるていると、背後からうらめしそうな声が聞こえる。もちろん、ト
ロンの身体に大事がないと知った上でのことだったけど、本人からすればやはり複雑な心
境みたいだった。

 じつは、前に使徒と戦ってソウルテイカーが破損したときは、事件に巻き込んでしまっ
たおわびということで店長さんがタダで修理してくれたんだけど今回は私闘みいなもの、
さすがに期待するのは虫が良すぎるだろう。
「はあ、やっぱりおこずかい前借りするしかないかな……」
 あたしは、肩をがっくりと落としながらつぶやいた。
 人の気も知らず、みんなあたしをみて笑ってる。しばらくメンテナンスルームに明るい
笑い声が響いていたけど、やがてそれも小さくなっていく。
 ふいに、リベルターがリューネに振り返った。
『ごめんなさい、リューネ』
 みつめあっていたと思いきや、急にリューネにむかって頭を下げるリベルター。その行
為の意味がわからず、リューネもとまどっているみたいだった。
『な、なんですの? 突然……』
『私、トロンを邪険にするあなたの態度が──これ以上無駄な犠牲をだしたくないという、
あなたの優しさだって気づかなかった……だから』
 そこまで言うと、リベルターはシュンとしてうなだれてしまう。
『な、な、何を言い出しますの、リベルターさん? わ、わたくしはべ、べ、別にそんたつも
りはなくてよ?』
 端で見ていて、おもわず笑いがこみ上げてくるほど狼狽するリューネ。
『じゃあ、私のこと──許してくれる、リューネ?』
『だ、だからわたくしは、はじめから気になんてしてないと、言ったはずでしてよ?』
 リベルターは、そんなリューネを見ながらにっこりと微笑んだ。リューネの頬が赤くな
る。こんどはリューネが渦中の人(神姫?)だ。みんなの笑いの対象になるのが耐えられ
なかのだろうか、顔を真っ赤にしながら横を向いてしまう。

「……そいえば、天堂さん。ひとつ聞きたいことがあるんですけど?」
 急にあたしが質問をはじめたため、天堂さんは怪訝な顔をする。
「ん、どうしたの、あらたまって?」
「実はリューネのことでちょっと気になったことがあるんせすけど……」
「リューネのこと?」
「ええ、さっきリューネは自分のことを賢者型の神姫だっていってましたよね? でも、
その割にはリューネ、一度も魔法を使わなかったなあ、て思って……」
 何気なくつぶやき返事を待つが、なぜか天堂さんは何も答えない。いぶかしげに見上げると、
天堂さんは彫像と化していた。

              なんか、変なことでも聞いちゃったんだろうか?  
 
「えっと──天堂さん?」
 控えめな声でもう一度呼ぶと、天堂さんはハッと我に返りこっちを見た。
「あっ、ごめん。……じつは、ぼくもリューネが魔法を使うとこって見たことがないんだ」
「へっ?」
 申し訳なさそうに口をひらく天堂さん。あたしのあごがカクンと落ちる。
「じゃあ、リューネが魔法を使えるって、ハッタリだったんですか?」
「いや、ほんとうに使えるらしいんだけど……なぜかリューネのやつ、バトルがはじまる
とすぐに肉弾戦をはじめちゃって……」
「でも、リューネはさっき自分のことを“大賢者”って言ってましたよね?」
「その二つ名なんだけど、当時リューネのバトルを見ていた神姫たちがつけたんだけどね
……」
 天堂さんはそこで話を区切ると、手帳を取りだし何か書き出した。
「……たぶん、こういう意味だと思う」








                       大拳者



 



 さしだされた手帳の真ん中あたりに、控えめにそう書かれていた。それを見て、あたしは
すなおに感心してしまった。

PageTop